
ケイチャン
【2024年73冊目】
今回ご紹介する一冊は、
今野敏 著
『夏空 東京湾臨海署安積班』です。
もくじ
【感想】「自分の仕事に矜持はあるか?」
次々と持ち込まれる事件を
鋭利な思考と柔軟な対応で
粛々と解決に導く安積係長と
その仲間を描く刑事ドラマ
刑事の仕事とくりゃ
犯罪捜査と決まっていますが
それにしてもひっきりなしに
起こる様々な事件
そんな日々の忙しいお仕事を
5人の平凡だが個性的な部下と
鑑識や交通など他部署の仲間と
協力し合って解決してゆく
しかしザ警察!とゆー大組織
みんなで仲良しこよしと
そんなことなかなか上手くは
いかないのでした
ライバルとの競争
上司様のご意向
他部署とのマウント合戦
組織の嫌な面からは逃れられない
だからこそ
中間管理職の手腕が
問われるのだ!
このシリーズの魅力は
安積係長さんの『人柄』です!
部下に穏やかだが厳しく
上司に気を使うがおもねらない

ケイチャン
組織のバランサーとして機能するが
時としてキラリと光る捜査の手腕を
発揮するところが
たまらんですww
警察官が
普通のサラリーマンと違う点は
正義の味方であるという
矜持なのでしょう
町のお巡りさんが
頼もしく見えちゃう
キッチリとした
警察物語でした

ケイチャン
僕も中間管理職でありますが
安積係長のよーには
なかなかいきません泣
もっとキッチリとしなきゃ!

ケイチャン
あなたは職場の人たちから
どんな評価を受けていると
思いますか?
作品紹介(出版社より)
外国人同士がもめているという通報があり現場に駆けつけると、複数の外国人が罵声を上げて揉み合っていた。ナイフで相手を刺して怪我を負わせた一人を確保し、送検するも、彼らの対立はこれでは終わらなかった……。(「略奪」より) 高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー…… 守るべき正義とは何か。揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていくーー。 ドラマ化もされた大ロングセラー「安積班」シリーズ熱望の最新刊! おなじみの安積班メンバーに加え、国際犯罪対策課、水上安全課、盗犯係、暴力犯係など、ここでしか味わえない警察官たちのそれぞれの矜持が光る短編集。
作品データ
タイトル:『夏空 東京湾臨海署安積班』
著者:今野敏
出版社:新潮社
発売日:2024/3/15
作家紹介
今野敏 (こんの・びん)
1955年北海道生れ。
1978年上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。
2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞 受賞 。
2008年『果断―隠蔽捜査2―』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞。
さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。
今野敏の作品
『 怪物が街にやってくる 』 (短編集)(1985年7月)
『隠蔽捜査 – 隠蔽捜査1』(2005年9月)
『 果断– 隠蔽捜査2 』 (2007年4月)
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『 精鋭 』(2015年2月)
『 マインド– 警視庁捜査一課・碓氷弘一6 』(2015年5月)
『 豹変 』(2015年6月)
『 潮流– 東京湾臨海署安積班 』(2015年8月)
『 プロフェッション– ST警視庁科学特捜班 』(2015年8月)
『 寮生– 一九七一年、函館。 』(2015年10月)
『 臥龍– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2016年2月)
『 防諜捜査– 倉島警部補5 』(2016年4月)
『 マル暴総監 』(2016年5月)
『 真贋– 萩尾警部補シリーズ 』(2016年6月)
『 去就– 隠蔽捜査6 』(2016年7月)
『 継続捜査ゼミ 』(2016年10月)
『 サーベル警視庁 』(2016年12月)
『 回帰– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2017年2月)
『 アンカー– スクープシリーズ4 』(2017年5月)
『 変幻– 同期シリーズ 』 (2017年6月)
『 武士マチムラ– 琉球空手シリーズ 』(2017年9月)
『 道標– 東京湾臨海署安積班(短編集) 』(2017年12月)
『 棲月– 隠蔽捜査7 』(2018年1月)
『 カットバック– 警視庁FC2 』(2018年4月)
『 任侠浴場 』(2018年7月)
『 エムエス– 継続捜査ゼミ2 』(2018年10月)
『 キンモクセイ 』(2018年12月)
『 スクエア– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2019年2月)
『 呪護– 祓師・鬼龍光一 』(2019年3月)
『 機捜235 』(2019年3月)
『 炎天夢– 東京湾臨海署安積班 』(2019年6月)
『 清明– 隠蔽捜査8 』(2020年1月)
『 焦眉– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2020年4月)
『 任侠シネマ 』(2020年5月)
『 黙示– 萩尾警部補シリーズ 』(2020年6月)
『 オフマイク– スクープシリーズ5 』(2020年7月)
『 帝都争乱– サーベル警視庁2 』(2020年9月)
『 天を測る 』(2020年12月)
『 大義– 横浜みなとみらい署暴対係(短編集) 』(2021年3月)
『 宗棍 』(2021年6月)
『 ロータスコンフィデンシャル 』(2021年7月)
『 暮鐘 東京湾臨海署安積班 』(2021年8月)
『 ボーダーライト』(2021年10月)
『 探花– 隠蔽捜査9』(2022年1月)
『 無明– 警視庁強行犯係』(2022年3月)
『 確証 上・下』(2022年5月)
『石礫 機捜235』(2022年5月)
『任侠楽団』(2022年6月)
『マル暴ディーヴァ』(2022年09月)
『秋麗 東京湾臨海署安積班』(2022年11月)
『審議官』(2023年1月)
『署長シンドローム』(2023/03/08)
『トランパー 横浜みなとみらい署暴対係』 2023/05/17
『脈動』 2023/06/28
『遠火 警視庁強行犯係・樋口顕』 2023/08/23
『台北アセット』 2023/11/14
『一夜 隠蔽捜査10』2024/1/17
『夏空 東京湾臨海署安積班』2024/3/15