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【感想】『ボーダーライト』今野敏|犯罪をもって、世を変革する!

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ボーダーライト|今野敏

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

今野敏 著

『ボーダーライト』です。

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【感想】「犯罪をもって、世を変革する!」

エンタメ警察小説

神奈川県内の少年犯罪が急増してきた
県警少年課の高尾と丸木が始めると
人気バンド、スカGの歌姫ミサキの姿が現れる
なぜ犯罪に歌が絡むのか?
いったいどんな関係が?
疑問が膨らむなか
捜査に修験道の祖、役小角(えんのおずぬ)
に憑依された少年オズヌが加わり
物語は伝奇めいた様相を呈して進む!

本作は『わが名はオズヌ』の続編になります
実は僕も読んでなく
まぁ読んでなくとも楽しめたのですが、
より深く味わいたい方は、こちらを先にどうぞ

「犯罪をもって、世を変革する!」

いわゆるフツーの高校生が
なにかに憑りつかれたかのように
犯罪に手を染める・・異常事態

県警少年課の刑事
傍若無人ながら気に入った相手には敬意を表す、高尾と
根っからのサラリーマン気質で小心者の、丸木の
凸凹コンビが操作に当たります

さて、堅い警察小説かと思いきや
超常のチカラを持つ高校生
オズヌの憑依者こと賀茂晶の登場で
物語は不可思議の世界へと向かいます
え!?なにコノ展開??
ちょっとびっくり笑笑

しかも今野敏の人気作
『横浜みなとみらい署シリーズ』から
ハマの用心棒こと諸橋係長と城島がゲスト出演
リアルな警察小説を追求したこのシリーズとの対比で
本作の異質でダークな魅力が増す

そして捜査線に浮上するのは
人気バンド、スカG
謎の歌姫ミサキに魅了された若者たちは
大人に汚された世界を
自分たちのものとすべく
犯罪に走る・・
この歌を聞いてはいけない!

警察小説のリアル感
伝奇めいた不可思議とが
程よくミックスされた物語です

作品紹介(出版社より)

その少女の歌を、聴いてはいけない――。 

なぜか神奈川県内で薬物売買や売春などの少年犯罪が急増しはじめた。県警少年捜査課の高尾勇と部下の丸木正太が一連の事件を洗い始めると、彼らは“普通の高校生”で、いずれも人気バンド「スカG」のボーカル「ミサキ」の信奉者だった。果たして、彼女は事件に関係しているのか? 

一方、高尾のよく知る高校生・赤岩猛雄が薬物売買の疑いで逮捕されようとしていた。彼は元暴走族リーダーだったが、かつての仲間が犯罪に手を染めるのを阻止したという。高尾は、修験道の開祖役小角の呪術力を操るという謎の高校生・賀茂晶の協力を得て、事件の背後に潜む黒幕の正体をあぶり出そうとするが・・・・・・!? 

エンタメ小説界を牽引する気鋭作家、今野敏が放つ新感覚警察小説!!

作品データ

タイトル:『ボーダーライト』
著者:今野敏
出版社:小学館
発売日:2021/10/20

電子書籍はこちら↓

作家紹介

今野敏 (こんの・びん)

1955年北海道生れ。
1978年上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。
2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞 受賞 。
2008年『果断―隠蔽捜査2―』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞。
さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。

今野敏の作品

『 怪物が街にやってくる 』 (短編集)(1985年7月)
『隠蔽捜査 – 隠蔽捜査1』(2005年9月)
『 果断– 隠蔽捜査2 』 (2007年4月)



『 精鋭 』(2015年2月)
『 マインド– 警視庁捜査一課・碓氷弘一6 』(2015年5月)
『 豹変 』(2015年6月)
『 潮流– 東京湾臨海署安積班 』(2015年8月)
『 プロフェッション– ST警視庁科学特捜班 』(2015年8月)
『 寮生– 一九七一年、函館。 』(2015年10月)
『 臥龍– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2016年2月)
『 防諜捜査– 倉島警部補5 』(2016年4月)
『 マル暴総監 』(2016年5月)
『 真贋– 萩尾警部補シリーズ 』(2016年6月)
『 去就– 隠蔽捜査6 』(2016年7月)
『 継続捜査ゼミ 』(2016年10月)
『 サーベル警視庁 』(2016年12月)
『 回帰– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2017年2月)
『 アンカー– スクープシリーズ4 』(2017年5月)
『 変幻– 同期シリーズ 』 (2017年6月)
『 武士マチムラ– 琉球空手シリーズ 』(2017年9月)
『 道標– 東京湾臨海署安積班(短編集) 』(2017年12月)
『 棲月– 隠蔽捜査7 』(2018年1月)
『 カットバック– 警視庁FC2 』(2018年4月)
『 任侠浴場 』(2018年7月)
『 エムエス– 継続捜査ゼミ2 』(2018年10月)
『 キンモクセイ 』(2018年12月)
『 スクエア– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2019年2月)
『 呪護– 祓師・鬼龍光一 』(2019年3月)
『 機捜235 』(2019年3月)
『 炎天夢– 東京湾臨海署安積班 』(2019年6月)
『 清明– 隠蔽捜査8 』(2020年1月)
『 焦眉– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2020年4月)
『 任侠シネマ 』(2020年5月)
『 黙示– 萩尾警部補シリーズ 』(2020年6月)
『 オフマイク– スクープシリーズ5 』(2020年7月)
『 帝都争乱– サーベル警視庁2 』(2020年9月)
『 天を測る 』(2020年12月)
『 大義– 横浜みなとみらい署暴対係(短編集) 』(2021年3月)
『 宗棍 』(2021年6月)
『 ロータスコンフィデンシャル 』(2021年7月)
『 暮鐘 東京湾臨海署安積班 』(2021年8月)

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