【感想】『マル暴ディーヴァ』今野敏|やる気はないが責任感はそこそこあるのが今の若者です

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マル暴ディーヴァ|今野敏

ケイチャン

ケイチャン

【2023年13冊目】

今回ご紹介する一冊は、

今野敏 著

『マル暴ディーヴァ』です。

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【感想】「やる気はないが責任感はそこそこあるのが今の若者です」

警察小説

なんで僕がマル暴に!?
気弱な現代っ子の若者が
イヤイヤながら暴力団と戦う
エンタメ刑事物語です

ふつう警察小説というと
自信たっぷりのキレ者の刑事が
推理とアクションで大活躍!
てえのが相場ですが

本作はぜんぜん違います

誰もがアンタなんで警官になったの?
と疑問に思う小心者の甘糟くん
やる気はゼロというよりはマイナス
定時で帰りネットフィリックスを観たい・・

そんな僕がヤクザ相手に
潜入捜査だってえ!?

「やる気はないが責任感はそこそこあるのが今の若者です」

何故か警視総監に見込まれ
ジャズハウスへ潜入捜査に
そこで歌う極上のディーヴァは
え!あなたも警察幹部なんですか?

弱気で小心者の甘糟くんを
おい!もっとしっかりしろよ!
コラ!やる気を出せよ!
とののしり・・もとい応援しながら
読むのが本作の楽しみ方です

そして甘糟くんがコンビを組む
相棒がまた良い味を出しています
ヤクザ顔負けイカツイ面相をした
郡原虎蔵(ぐんばら とらぞう)

コイツが下に威圧的、仕事は丸投げ、
口も悪くだらしない唯我独尊ぶりなのに
権威に弱く警視総監にへいこらしちゃう
見事な屑っぷりが笑えちゃいます

こんなカスとクズがコンビを組む
凸凹コンビと言うよりは
ボコボコなコンビの2人が
しかしヤルときにはヤルのです!

薬物取引を企むヤカラを
一網打尽にするのだっ

気楽に読めるのに
そこそこ熱くなれる
自分勝手な警察官たちに
ツッコミいれるのも楽しい
エンタメ作品でした

作品紹介(出版社より)

史上最強の歌姫(ディーヴァ)とまさかの潜入捜査!? 
弱気な甘糟刑事の活躍に笑って泣ける〈マル暴〉シリーズ最新作!

マル暴なのに弱腰な刑事・甘糟達男は、コワモテの上司・郡原虎蔵と、麻薬売買の場と噂されるジャズクラブに潜入する。ステージで美しい歌声を披露する歌手・星野アイに魅了される二人だが、彼女の正体を知って――。〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々や警視総監も登場、予測不能の展開に。『マル暴甘糟』『マル暴総監』に続く〈マル暴〉シリーズ第3作、いっときも目が離せない!

作品データ

タイトル:『マル暴ディーヴァ』
著者:今野敏
出版社:実業之日本社
発売日:2022/9/8

作家紹介

今野敏 (こんの・びん)

1955年北海道生れ。
1978年上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。
2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞 受賞 。
2008年『果断―隠蔽捜査2―』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞。
さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。

今野敏の作品

『 怪物が街にやってくる 』 (短編集)(1985年7月)
『隠蔽捜査 – 隠蔽捜査1』(2005年9月)
『 果断– 隠蔽捜査2 』 (2007年4月)



『 精鋭 』(2015年2月)
『 マインド– 警視庁捜査一課・碓氷弘一6 』(2015年5月)
『 豹変 』(2015年6月)
『 潮流– 東京湾臨海署安積班 』(2015年8月)
『 プロフェッション– ST警視庁科学特捜班 』(2015年8月)
『 寮生– 一九七一年、函館。 』(2015年10月)
『 臥龍– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2016年2月)
『 防諜捜査– 倉島警部補5 』(2016年4月)
『 マル暴総監 』(2016年5月)
『 真贋– 萩尾警部補シリーズ 』(2016年6月)
『 去就– 隠蔽捜査6 』(2016年7月)
『 継続捜査ゼミ 』(2016年10月)
『 サーベル警視庁 』(2016年12月)
『 回帰– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2017年2月)
『 アンカー– スクープシリーズ4 』(2017年5月)
『 変幻– 同期シリーズ 』 (2017年6月)
『 武士マチムラ– 琉球空手シリーズ 』(2017年9月)
『 道標– 東京湾臨海署安積班(短編集) 』(2017年12月)
『 棲月– 隠蔽捜査7 』(2018年1月)
『 カットバック– 警視庁FC2 』(2018年4月)
『 任侠浴場 』(2018年7月)
『 エムエス– 継続捜査ゼミ2 』(2018年10月)
『 キンモクセイ 』(2018年12月)
『 スクエア– 横浜みなとみらい署暴対係 』(2019年2月)
『 呪護– 祓師・鬼龍光一 』(2019年3月)
『 機捜235 』(2019年3月)
『 炎天夢– 東京湾臨海署安積班 』(2019年6月)
『 清明– 隠蔽捜査8 』(2020年1月)
『 焦眉– 警視庁強行犯係・樋口顕 』(2020年4月)
『 任侠シネマ 』(2020年5月)
『 黙示– 萩尾警部補シリーズ 』(2020年6月)
『 オフマイク– スクープシリーズ5 』(2020年7月)
『 帝都争乱– サーベル警視庁2 』(2020年9月)
『 天を測る 』(2020年12月)
『 大義– 横浜みなとみらい署暴対係(短編集) 』(2021年3月)
『 宗棍 』(2021年6月)
『 ロータスコンフィデンシャル 』(2021年7月)
『 暮鐘 東京湾臨海署安積班 』(2021年8月)
『 ボーダーライト』(2021年10月)
『 探花– 隠蔽捜査9』(2022年1月)
『 無明– 警視庁強行犯係』(2022年3月)
『 確証 上・下』(2022年5月)
『石礫 機捜235』(2022年5月)
任侠楽団』(2022年6月)
マル暴ディーヴァ』(2022年09月)
秋麗 東京湾臨海署安積班』(2022年11月)
『審議官』(2023年1月)

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