ケイチャン
【2022年115冊目】
今回ご紹介する一冊は、
恒川光太郎 著
『箱庭の巡礼者たち』です。
もくじ
【感想】「あなたは傍観者のままでいられるの?」
偶然拾った箱の中に別の世界があったんだ
異世界を旅する・・少年少女の夢ですね
僕は中年ですが今でも『早く異世界に転生しないかな』
と妄想しております←精神年齢が中学生で停止しとるww
恒川光太郎が描く異世界が普通であるわけない!
片道切符とわかっていても
異世界へと旅立つのは
僕の彼女だった
箱庭世界から始まる異世界の冒険は
時空を超えて
世代を代えて
続いてゆく
アメーバが増殖するように
無秩序に繰り広げられる冒険譚
それはもう全く予想のつかないもの
時を跳ぶ銀時計
自我を持つAIロボット
不死の薬
など物語のキーとなるガジェットもたくさん
夢のような冒険だが
見方を少し変えると悪夢となりそうな
甘いような痛いような世界が
繰り広げられます
戻って来られないと分かっていても
旅立つ勇気が
あなたにはありますか?
作品紹介(出版社より)
神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく。
ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能(ギフト)がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。
作品データ
タイトル:『箱庭の巡礼者たち』
著者:恒川光太郎
出版社:KADOKAWA
発売日:2022/7/4
作家紹介
恒川 光太郎(つねかわ・こうたろう)
1973年東京都生まれ。
2005年「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞し、デビュー。同作は単行本化され、第134回直木三十五賞候補になる。
2014年『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞を受賞。
他の著作に『雷の季節の終わりに』『草祭』『秋の牢獄』『竜が最後に帰る場所』『無貌の神』『滅びの園』などがある。
恒川 光太郎 の作品紹介
夜市(2005年10月)
雷の季節の終わりに(2006年10月)
秋の牢獄(2007年10月)
草祭(2008年11月)
南の子供が夜いくところ(2010年2月)
竜が最後に帰る場所(2010年9月)
異神千夜(金色の獣、彼方に向かう)(2011年11月)
ゆうれいのまち(2012年2月)
月夜の島渡り(私はフーイー)(2012年11月)
金色機械(2013年10月)
スタープレイヤー(2014年8月)
ヘブンメイカー– スタープレイヤー2(2015年11月)
無貌の神(2017年1月)
滅びの園(2018年5月)
白昼夢の森の少女(2019年4月)
真夜中のたずねびと(2020年9月)
化物園(2022年5月)
箱庭の巡礼者たち(2022年7月)