警察

『警察へ行こう』真保裕一 あらすじと感想|ゆるキャラは名刑事!?

ケイチャン(サカキ ケイ)
真保裕一『警察へ行こう』

【2026年91冊目】

今回ご紹介する一冊は、

真保裕一 著

『警察へ行こう』です。

あらすじと感想

警察小説

これは左遷か?嫌がらせなのか?
強面の刑事がゆるキャラマスコットの中の人になる、着ぐるみ刑事の活躍を描く、異色のお仕事小説です

ゆるキャラにも矜持が、あるんだ!

捜査係の刑事、檀原巌(だんばら いわお)さんが、突然の異動人事にうろたえるシーンからスタートします
しかも異動先は広報、さらにその役目が県警マスコット「ピーヨ君」の着ぐるみ要員だったのだ

こんな屈辱、たえられない!

花形役職の刑事から、コメディ役のゆるキャラマスコットへ
職種の180度の転身に絶望する檀原の上司となるのが、若きキャリアの女性上司・若杉(わかすぎ)警部補です
そして彼女と一緒に県内各地のイベントに走り回る日々が始まるが、ゆく先々で奇妙な事件が起こるのだ・・

「ゆるキャラは名刑事!?」

『ピーヨ君』の中の人となった檀原は、しかし腐ることなく仕事にうちこみます
歴代の着ぐるみ担当者が作成した分厚いマニュアルを読み込み、コミカルなポーズを習得し
人気者になる姿は、涙無くして読めません

どんな仕事も尊いのだ!

冴えわたる、元刑事の勘

ゆく先々で次々と起こる事件を解決する構成で物語は進みます
バディ物でもある本作、年下のキャリア上司である、若杉さんとの掛け合いも楽しくスイスイと読めます

そして物語は1つに収束する

檀原の異動の真相、若杉の目的、そして黒幕の正体

事件を解決するうちに謎が明らかになってゆく、ミステリーな展開にもワクワクしました

どんな境遇にもめげてはいけない!
与えられた場所で活躍する姿が尊い、コミカルな警察小説でした

あなたは今のお仕事に満足していますか?

作品紹介(出版社より)

嘘だろ。オレがゆるキャラになる!?

刑事・檀原巌。新たな任務は県警マスコット「ピーヨ君」の着ぐるみ要員だった。
屈辱に耐え、若い女性上司・若杉警部補に命じられるままイベントに走り回る。
元刑事の誇りは地にまみれ、新幹線道路は爆破され、市長の愛人問題は起きるし、なぜかピーヨ君の首が斬られて捨てられる。
元刑事のプロファイリングが発動し、業務を逸脱して挑む5つの事件。

待望の「行こう」シリーズ最新作!

作品データ

タイトル:『警察へ行こう』
著者:真保裕一
出版社:講談社
発売日:2026/6/17

作家紹介

真保裕一(しんぽ・ゆういち)

1961年生れ。アニメーションディレクターを経て1991年『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。『取引』『震源』と続く通称〈小役人〉シリーズで着実に読者を獲得する。
1995年『ホワイトアウト』が人気を決定づけ、翌1996年吉川英治文学新人賞を受賞。
1997年『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。
『ボーダーライン』『発火点』『誘拐の果実』『繋がれた明日』『真夜中の神話』『最愛』『追伸』など次々に話題作を発表している。

真保裕一の作品紹介

『連鎖』(1991/09/01)
『取引』(1992/10/01)
『震源』(1993/10/01)
『ホワイトアウト』(1995/09/01)
『奪取』(1996/08/01)
『ボーダーライン』(1999/09/01)
『発火点』(2002/07/01)
『誘拐の果実』(2002/11/01)
『繋がれた明日』(2003/05/17)
『真夜中の神話』(2004/09/14)
『最愛』(2007/01/19)
『追伸』(2007/09/01)
英雄』(2022/09/07)
『百鬼大乱』2023/8/23
源家物語』2025/7/2
警察へ行こう』2026/6/17

・・・など多数


ABOUT ME
ケイチャン
ケイチャン
サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。ミステリー・サスペンス・イヤミス・恋愛小説を中心に、本の感想とおすすめをご紹介しています。「読む本に迷ったとき」の参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」一緒に読書を楽しみましょう!!
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