『すべてが円くなるように』原田マハ あらすじと感想|真円でないのが美しい


【2026年79冊目】
今回ご紹介する一冊は、
原田マハ 著
『すべてが円くなるように』です。
短時間で心温まる読書をしたい人
あらすじと感想
鉱物ではない、生物が作った美しい宝石、それが真珠・・
フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』からなる、7つの優しい短編集です

真珠と言えば、ミキモトでしょうw
①フェルメールとの約束
アムステルダムにあるホテルのコンシェルジェとのひと幕を描く作品
約束なら果たされなければいけないですよね
④ユーレイカ
ギリシャ語で『われ見出せり』という意味
一期一会の素晴らしさを描きます
⑦海からの贈りもの
バリバリと働く3人の元大学同級生の女性が、三重県のミキモト真珠を訪れるお話
僕も去年行ったばかりです
アート(絵画)作家の第一人者である原田マハ
今回はアート+真珠=人情!?笑…みたいな形式な作品となっております
どれも美しく優しく、人生を彩るような作品です
小さな1粒がもたらす、大きな喜び

表紙であるフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』の模写が、今は無き建て替えられた僕の実家の居間に飾られていたことを思い出しました

ぼうっと佇む少女の耳元で異様な存在感を放つ真珠を毎日見ていたな・・あれは僕の初恋なのかも?笑
どの物語にも人生がうかがえ、一瞬を切り取る絵画のような美しく優しい物語ばかりでした

安心して読める心地よさです

何もない日だけれど、今夜妻に真珠ネックレスを付けてもらおうかなw
作品紹介(出版社より)
貝は海からの贈り物。
真珠には、
不思議な魔力が潜んでいる。
祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、
極上の短編集。
展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
作品データ
タイトル:『すべてが円くなるように』
著:原田マハ
出版社:幻冬舎
発売日:2026/3/18
作家紹介
原田マハ(はらだ・まは)
1962年、東京都生まれ。作家。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。
馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍中の2000年、ニューヨーク近代美術館に半年間派遣。
2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、翌年デビュー。
2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R-40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。
2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞受賞。
2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞。
その他の作品に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『デトロイト美術館の奇跡』『常設展示室』『風神雷神』『リボルバー』などがある。
原田マハの作品紹介
『カフーを待ちわびて』(2006年3月)
『一分間だけ』(2007年4月)
『普通じゃない。』(2007年9月)
『ランウェイ☆ビート』(2008年1月)
『#9(ナンバーナイン)』(2008年3月)
『夏を喪くす(ごめん)』(2008年5月)
『さいはての彼女』(2008年9月)
『おいしい水』(2008年11月)
『キネマの神様』(2008年12月)
『花々』(2009年3月)
『ギフト』(2009年7月)
『翼をください』(2009年9月)
『独立記念日』(2010年3月)
『星がひとつほしいとの祈り』(2010年4月)
『本日は、お日柄もよく』(2010年8月)
『風のマジム』(2010年12月)
『小説 星守る犬』(2011年6月)
『まぐだら屋のマリア』(2011年7月)
『でーれーガールズ』(2011年9月)
『永遠をさがしに』(2011年11月)
『楽園のカンヴァス』(2012年1月)
『旅屋おかえり』(2012年4月)
『生きるぼくら』(2012年9月)
『ジヴェルニーの食卓』(2013年3月)
『総理の夫– First Gentleman』(2013年7月)
『ユニコーン– ジョルジュ・サンドの遺言』(2013年9月)
『翔ぶ少女』(2014年1月)
『太陽の棘』(2014年4月)
『奇跡の人– The Miracle Worker』(2014年10月)
『あなたは、誰かの大切な人』(2014年12月)
『異邦人』(2015年3月)
『モダン』(2015年4月)
『ロマンシエ』(2015年11月)
『暗幕のゲルニカ』(2016年3月)
『デトロイト美術館の奇跡』(2016年9月)
『リーチ先生』(2016年10月)
『サロメ』(2017年1月)
『アノニム』(2017年6月)
『たゆたえども沈まず』(2017年10月)
『スイート・ホーム』(2018年3月)
『常設展示室– Permanent Collectio』n(2018年11月)
『美しき愚かものたちのタブロー』(2019年5月)
『20CONTACTS 消えない星々との短い接触』(2019年8月)
『風神雷神Juppiter,Aeolus』(2019年10月)
『〈あの絵〉のまえで』(2020年3月)
『ハグとナガラ』(2020年10月)
『キネマの神様 ディレクターズ・カット』(2021年3月)
『リボルバー』(2021年5月)
『総理の夫 FIrst Gentleman 愛蔵版』(2021年7月)
『丘の上の賢人 旅屋おかえり』(2021年12月)
『黒い絵』(2023年11月)
『お帰り キネマの神様』(2023年11月)
『板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh』(2024年3月)
『FORTUNE BOOK フォーチュンブック 明日につながる120の言葉』 2024/11/18
『本日は、お日柄もよく 特装版』2024/11/18
『晴れの日の木馬たち』2025/12/17
『すべてが円くなるように』2026/3/18


