パンデミック

『ウイルス』真山仁 あらすじと感想|ウイルスは人を選ばない

ケイチャン(サカキ ケイ)
93冊目
真山仁『ウイルス』

【2026年93冊目】

今回ご紹介する一冊は、

真山仁 著

『ウイルス』です。

この小説はこんな人にオススメ

社会派サスペンスや緊迫感のある医療・政治ミステリーが好きな人

あらすじと感想

パンデミッククライシス小説

日本で未知のウイルスが発生する
致死率はなんと50%!
政府はどう対処し、あなたならどうする?
明日にもありうる感染症との戦争の物語です

わたしたちは戦場で生きている・・

世界が一変したコロナ禍
見えないウイルスに怯えて、僕は毎日が不安で仕方ありませんでした
あなたはどう過ごしましたか?

ウイルスvs人間の戦争が始まる

未知のウイルス感染が鹿児島県で発生する、コロナ禍の反省からいち早く政府は対応するが、感染力は凄まじくパンデミックが発生してしまう…そしてついに東京都内でも発症者が出てしまうのだ

日本全土が逃げ場のない戦場と化す

平穏な日常は崩れ去る
死と隣り合わせのパンデミックのなか国は1人でも多くの命を救うため、人は自分と家族を守るため、戦うんだ!

「ウイルスは人を選ばない」

本作は対ウイルス戦を描く群像劇です
特筆すべきは登場人物の多さ
主要人物だけでも20人ほどおり、その数に圧倒されます

重厚な人間ドラマが展開します

感染症の対策をとる者、総理大臣など政府の担当者、現場の医師や看護師、研究者など…それぞれの立場でウイルスと戦う姿が、尊い!

非常事態では正解が、ない

コロナ禍での問題提起もある本作
国がロックダウンなどの強い政策がとれなかったこと、反ワクチンやSNSの流言飛語による情報の混乱、医療崩壊を防ぐトリアージの是非など…難しく正解のない問いを、僕たちに投げかけています

さて物語は拡大するパンデミックと戦う人たちのそれぞれの姿が描かれます
主要な人物も次々と命を落とす、厳しいパンデミック下の日々が描かれます

しかし終わらない災禍は、ない

ワクチンが開発されパンデミックは終わる
平穏な日常が戻るが、また次のウイルスがいつか登場するだろう

コロナウイルスを越えるパンデミックは起こるのだろうか?
終わりなき戦いを描く、渾身の物語でした

再びコロナ禍のようなパンデミックは訪れるのでしょうか?
その時の心構えを僕たち持たないといけないんですね

あなたはその時の用意が、出来ていますか?

あらすじと感想

致死率50%の未知ウイルス出現!!!
試されるコロナ禍の教訓と政府の決断!
緊迫のパンデミッククライシス小説!

歴史は繰り返す──。
同じ悲劇を繰り返さないためには、何をなすべきなのか。
国内で、正体不明のウイルスが出現した。
凄まじい感染力と致死率。飛び交うデマと陰謀論……。
日本消滅の危機すら迫る中、その撃退に挑むウイルスハンターたち。
果たして、我々はコロナ禍の教訓を生かし、立ち向かえるのか。

 真山仁『ウイルス』

作品データ

タイトル:『ウイルス』
著者:真山仁
出版社:潮出版社
発売日:2026/4/20

作家紹介

真山仁(まやま・じん)

1962(昭和37)年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。
新聞記者、フリーライターを経て、2004(平成16)年に企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』で衝撃的なデビューを飾る。同作をはじめとした「ハゲタカ」シリーズはテレビドラマとしてたびたび映像化され、大きな話題を呼んだ。
他の作品に『虚像(メディア)の砦』『マグマ』『ベイジン』『プライド』『コラプティオ』『黙示』『そして、星の輝く夜がくる』『売国』『ダブルギアリング 連鎖破綻』『雨に泣いてる』『当確師』『バラ色の未来』『海は見えるか』『標的』『オペレーションZ』『シンドローム』『トリガー』など多数。

真山仁の作品紹介

『ハゲタカ〈上〉』2004/12/01
『ハゲタカ〈下〉』2004/12/01
『虚像の砦』2005/07/01
『マグマ』2006/02/07
『バイアウト(上)』2006/04/21
『バイアウト~ハゲタカ2~下』2006/04/21
『ベイジン〈上〉』 2008/07/18
『ベイジン〈下〉』 2008/07/18
『レッドゾーン(上)』 2009/04/24
『レッドゾーン(下) 』2009/04/24
『TV版ハゲタカ「日本を買い叩け!」編』2009/05/01
『TV版ハゲタカ「再生へのバイアウト」編』2009/05/01
『プライド』2010/03/01
『コラプティオ』2011/07/28
『黙示』2013/02/22
『グリード 上』2013/10/30
『グリード 下』2013/10/30
『そして、星の輝く夜がくる』2014/03/11
『売国』2014/10/30
『雨に泣いてる』2015/01/30
『当確師』2015/12/18
『海は見えるか』2016/02/25
『バラ色の未来』2017/02/16
『標的 』2017/06/29
『オペレーションZ 』2017/10/20
『シンドローム(上) 』2018/08/03
『シンドローム(下)』 2018/08/03
『アディオス! ジャパン 日本はなぜ凋落したのか』2018/10/05
『トリガー 上』 2019/08/30
『トリガー 下 』2019/08/30
『神域 上』2020/02/29
『神域 下』 2020/02/29
『当確師 十二歳の革命 』2020/12/21
『ロッキード』2021/01/13
『それでも、陽は昇る』2021/02/09
『プリンス』2021/05/29
『タイムズ 「未来の分岐点」をどう生きるか』2021/08/20
『レインメーカー』2021/10/27
墜落』 2022/06/28
タングル』2022/11/18
当確師 正義の御旗』2024/5/22
アラート』2025/7/24
ここにいるよ』2025/12/11
チップス 上 ハゲタカ6』2026/2/20
チップス 下 ハゲタカ6』2026/2/20
ウイルス』2026/4/20

ABOUT ME
ケイチャン
ケイチャン
サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。ミステリー・サスペンス・イヤミス・恋愛小説を中心に、本の感想とおすすめをご紹介しています。「読む本に迷ったとき」の参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」一緒に読書を楽しみましょう!!
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