『見知らぬ明日』栗本薫 あらすじと感想|無限に続く物語があっても、いいじゃないか!


【2026年73冊目】
今回ご紹介する一冊は、
栗本薫 著
『見知らぬ明日』です。
長年の『グイン・サーガ』ファンの人
あらすじと感想
全200巻を目指して刊行された、グインサーガシリーズ
著者逝去のために幕を閉じた、未完の最終巻です
グインの物語は未だ、広がり続ける・・
ガンのために56歳という若さでこの世を去った栗本薫
本巻を手に取って思ったことは『薄いな・・』でした
著者が亡くなったため通常の半分のページしかないのです

・・寂しい
しかし驚くのはその内容
闘病のため死の淵にあっても栗本薫は物語をまとめようとしませんでした
むしろ130巻はいくつも新展開があってストーリは拡大の一途をたどるのだ

作者はこの話を終わらせる気はなかったのだろうか?
最近書店に行ったらグインサーガの第150巻が発売されていました
そうです!グインの物語は終わっていないのだ
作者を変えて続いているのです
バトンタッチされて続く物語
栗本薫の死のショックでしばらく遠ざかっていましたが
未だ続いていることに心を揺さぶられました

・・また読もう
僕が死んでも、きっと、この物語は終わらない
いつまでも続く旅路に、僕ももう1度、参加しようか

グインサーガに復帰します
作品紹介(出版社より)
ヤガ脱出をはかったヨナは、《ミロクの聖姫》に捕らえられ、スカールの助けを得たフロリーも、化け物にさらわれてしまう。一方、《アルド・ナリス聖廟》への参詣をすませたイシュトヴァーンは、ようやくパロを出立しようとしていた──1979年に誕生、空前の規模で展開し、多くの読者を魅了してきた世界最大最高のファンタジイ・ロマンは、数多の人物を宿命の螺旋に巻き込んだまま、ここに最終巻を迎える。
作品データ
タイトル:『見知らぬ明日』
著者:栗本薫
出版社:早川書房
発売日:2009/12/10
作家紹介
栗本薫(くりもと・かおる)
1953年東京生まれ、2009年病没。
1977年群像新人文学賞評論部門を、1978年江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。
小説は栗本薫名義、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。
正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ、伊集院大介シリーズ、魔界水滸伝などのシリーズ作品をはじめとする小説のほか、評論、エッセイなど400点を越える著作が刊行された。また、ミュージカルを手掛けるほかジャズ・アルバムとして「THE LAST LIVE」がある。
栗本薫の作品紹介
グイン・サーガ・シリーズ
『見知らぬ明日』2009/12/10
伊集院大介シリーズ
魔界水滸伝シリーズ
…他多数


