『鬼門の村』櫛木理宇 あらすじと感想|究極の2択を選ばせてあげる

【2026年44冊目】
今回ご紹介する一冊は、
櫛木理宇 著
『鬼門の村』です。
実話怪談や都市伝説が好き
あらすじと感想
高額のアルバイトで訪れた
山深い村の秘密とは・・?
怪奇・殺人・伝奇、と妖しさに
引き込まれそうな物語です

これも一種の闇バイト?笑
大学生の清玄(きよはる)くんは
民俗学の嘉形(かがた)教授から
高額なアルバイトを請け負う
しかしその条件と内容が
ちょっとアヤシイのだ
ひと夏、山深い村にこもって
実話怪談の整理をして欲しい
そして訪れるのが丑土(うしど)村
長く人が住んでいない古民家で
一人黙々とアルバイトをするうちに
気が付く、これらの怪談がこの村の
秘密についてのものなのだと・・
孤独な青年の清玄は
愛する母と死に別れて
愛されない父を憎み
人と深い関係が繋げません
そんな彼に優しくするのが村で唯一の
若い女性、佳月(かづき)ちゃんです
・・この村から出たいの!
けどそれは許されないことなのだ
*注意!以下、重大なネタバレとなります
丑土村の秘密は女性の呪いを
溜め込んでいたということ
清玄は佳月と子を作り村に
残ることを望まれていた
ここで清玄は大きな選択を迫られる
佳月ちゃんと結婚して村に残るか?
それとも佳月を連れて村を出るか?
そして清玄は佳月と村を出ることを選ぶ
村の生贄となった
女たちに見守られ
佳月を連れ出すシーンに
ゾクゾクしました

清玄、よくやった!
けどそれは世界を滅ぼす行為
やがて村から溢れ出た、呪いが
全てを滅ぼすことを示唆して
物語は終わります
最後にスケールがデカくなる!
怪異譚から繋がる因習の村

おぞましい呪いにゾクゾクとなる物語でした
作品紹介(出版社より)
大学生の友部は、社会民俗学の嘉形教授の依頼で、夏休みのあいだ山奥の村に滞在し、ラジオ番組に投稿された実話怪談の整理を行うことになった。
注意点は二つ、昭和三十年代に一家惨殺事件が起きた家に滞在すること。その土地の水やそこでとれた食物を口にしないこと。
何度返しても戻ってくる石、社(やしろ)を護る白い着物姿の子供、鳴り止まぬ羽音……整理を続けるうち、友部はこの村に隠されたおぞましい真実に迫っていく。
日本ホラー小説大賞出身作家、 初の本格ホラー長編。
作品データ
タイトル:『鬼門の村』
著者:櫛木理宇
出版社:東京創元社
発売日:2026/3/30
作家紹介
櫛木 理宇(くしき・りう)
2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー。
同年『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞。
『ドリームダスト・モンスターズ』シリーズや、『死刑にいたる病』『209号室には知らない子供がいる』『鵜頭川村事件』『避雷針の夏』や『老い蜂』、映画化を控える『死刑にいたる病』など著書多数。
櫛木理宇の作品紹介
『ホーンテッド・キャンパス』
『お城のもとの七凪町 骨董屋事件帖』(2014/02/20)
『ドリームダスト・モンスターズ』
『チェインドッグ』(2015/07/22)
『赤と白』(2015/12/22)
『侵蝕 壊される家族の記録』(2016/06/18)
『僕とモナミと、春に会う』(2016/12/06)
『避雷針の夏』(2017/07/20)
『死刑にいたる病』(2017/10/25)
『アンハッピー・ウェディング 結婚の神様』(2018/01/09)
『瑕死物件 209号室のアオイ』(2018/11/22)
『少女葬』(2019/05/01)
『世界が赫(あか)に染まる日に』(2019/09/20)
『死んでもいい』(2020/04/16)
『虜囚の犬』(2020/07/09)
『殺人依存症』(2020/10/07)
『鵜頭川村事件』(2020/11/10)
『ぬるくゆるやかに流れる黒い川』(2021/09/09)
『老い蜂(2021/09/24)
『残酷依存症』(2022/04/07)
『氷の致死量』(2022/05/10)
『虎を追う』(2022/06/14)
『少年籠城 』(2023/05/10)
『骨と肉』2024/7/25
『死蝋の匣』2024/7/2
『逃亡犯とゆびきり』2024/12/11
『ふたり腐れ』2025/4/23
『七月の鋭利な破片』2025/6/25
『悲鳴』2025/8/28
『鬼門の村』2026/3/30


