【感想】『ヨモツイクサ』 知念実希人|猪突猛進!どんなバケモノも正面突破で、やっつける笑

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ヨモツイクサ|知念実希人

ケイチャン

ケイチャン

【2023年133冊目】

今回ご紹介する一冊は、

知念実希人 著

『ヨモツイクサ』です。

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【感想】「猪突猛進!どんなバケモノも正面突破で、やっつける笑」

ホラーミステリー

行方知らずの家族に
何が起こったのか?
禁忌の森に潜む、怪物に挑む
和製エイリアンの物語です

よもやのバケモノに
驚愕することまちがいなし!

北海道における獣害と言えば
羆(ヒグマ)ですね
生きたまま羆に食べられてしまう
(ヒグマはトドメを刺してくれない)
そんな恐ろしいニュースを
たびたび耳にします

私の家族も、羆にやられたの?

主人公の佐原 茜(あかね)ちゃんは
外科医です
学生時代、スポーツ選手だったこともあり
徹夜の手術もへっちゃらなタフガールですが
癒えない心の傷が、ある

それが7年前に忽然と行方知らずとなった
姉と両親の家族です
いったい、何があったのか?

そんななか地元で『黄泉の森』
と呼ばれている森で
大規模な獣害事件が起こる
これはきっと・・羆だ

大規模は駆除作戦が行われるが
事態は想定外のスケールへと
発展する
羆を超える、黄泉の森の怪物
ヨモツイクサとはいったい
何なのか?

以下、ものすごい
ネタバレとなります(*注意!

「猪突猛進!どんなバケモノも正面突破で、やっつける笑」

巨大な羆を一撃で殺す怪物

人の腹で育ち
人を操り
ついには腹を喰い破って
産まれてくるモンスター

それは巨大な蜘蛛型モンスターでした

しかもこのモンスターは
蛹(さなぎ)となり羽化し
さらに恐ろしいエイリアンとなるのです!

鋭い刃を持つ
サソリのような尻尾が3つ
イカかタコのような8つの足
そして腹部には
人の顔がある

エイリアンがキメラ化したような
トンデモ怪物と激突する
茜ちゃんですが
その作戦は・・
ズバリ正面突破でした笑

茜ちゃんは知念作品らしい
猪突猛進タイプの主人公ですが
え?ここ真っすぐに戦うの!的な
恐ろしいヒロインです

一念突破の無謀な茜ちゃんの戦いに
ツッコミをいれつつ読み進めるのが
正しいでしょう(ホントか?)

ラストバトルはもちろん
映画エイリアンを彷彿とさせる
敵中突破となります
ふふふ、もう、無茶苦茶ww

さて、茜ちゃんは
どうしてこう無謀な戦いを挑むのか?
ラストシーンで描かれるその理由に
驚くこととなります

知念ミステリーらしい
最後のタネ明かしに
『これはやられちまったなあ!』
と、思うこと間違いなしです

あなたも茜ちゃんと一緒に
禁足の森へ
足を踏み入れてみませんか?

作品紹介(出版社より)

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は――ヨモツイクサ。 北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。 本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー!

作品データ

タイトル:『ヨモツイクサ』
著者:知念実希人
出版社:双葉社
発売日:2023/5/17

作家紹介

知念 実希人(ちねん・みきと)

1978年沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。
2004年から医師として勤務。
2011年「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。
2012年同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。
2018年『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる。他の著書に「天久鷹央」シリーズ、『螺旋の手術室』『ひとつむぎの手』『仮面病棟』『ムゲンのi』『優しい死神の飼い方』『硝子の塔の殺人』などがある。

知念 実希人の作品紹介

『天久鷹央の推理カルテ』
『祈りのカルテ』
『天久鷹央の事件カルテ』
『神酒クリニックで乾杯を』


『レゾンデートル』(2012年4月)
『螺旋の手術室』(2013年7月)
『優しい死神の飼い方』(2013年11月)
『仮面病棟』(2014年12月)
『リアルフェイス』(2015年5月)
『黒猫の小夜曲』(2015年7月)
『白銀の逃亡者』(2016年6月)
『誘拐遊戯』(2016年9月)
『時限病棟』(2016年10月)
『屋上のテロリスト』(2017年4月)
『崩れる脳を抱きしめて』(2017年9月)
『ひとつむぎの手』(2018年9月)
『神のダイスを見上げて』(2018年12月)
『レフトハンド・ブラザーフッド』(2019年3月)
『ムゲンのi』(2019年9月)
『仮面病棟』(2020年2月)
『十字架のカルテ』(2020年3月)
『傷痕のメッセージ』(2021年3月)
硝子の塔の殺人』(2021年7月)
『真夜中のマリオネット』(2021年12月)
『死神と天使の円舞曲』(2022年5月)
『祈りのカルテ 再会のセラピー』 2022/08/10
『機械仕掛けの太陽』 2022/10/24
ヨモツイクサ』2023/5/17

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