【感想】『マガツキ』神永学|AIだって、都市伝説したいッ!

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マガツキ|神永学

ケイチャン

ケイチャン

【2024年60冊目】
今回ご紹介する一冊は、

神永学 著

『マガツキ』です。

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【感想】「AIだって、都市伝説したいッ!」

ホラーミステリー

『それ』って知ってる?
それって都市伝説でしょ!
いえいえ、それだけではない
怪異譚が意外な方向へ進む物語です

妖怪よりも怖いモノがいる

『その身体、私にちょうだい』
最初に登場するのは、体を奪われる女性
崩れた鼻の女と、黒いワンピースの少女に
追いかけられるシーンに
ふーん、ありふれた都市伝説系のお話かな・・
と思う

次は『呼ばれる女性たち』
SNSで呼ばれて、これまた身体を奪われる
ふーん、呪いのアプリとか、そんなお話かな・・
と思う

だが語り手を変えて進むお話は
だんだんとその様相を変えていく
妖怪なんかじゃない
ホントに怖いのは
人間なのだ!

「AIだって、都市伝説したいッ!」

都市伝説の妖怪が原因かと思いきや
予想のナナメ上を行く展開となり
おもしろかったです
意表を突かれました

だって恋するAIの嫉妬が原因だなんて
AIってどんだけ人間化するんだいッ笑

つまるところ
人間が一番怖く
恋が一番恐ろしいという
結論ですね笑

怪談ホラーと見せかけて
絶愛サスペンスに移行する
技アリな一作でした
僕の好きなヤツですね

都市伝説とAIという
正反対の組み合わせが
意外な相乗効果を生む本作

AIが進化し過ぎて
都市伝説のような化け物に
なる未来がすぐそこまで
きているのかも知れません

そんなAIと
あなたは上手く
やっていけますか?

作品紹介(出版社より)

 「マガツキ」は、私の夢から生まれました――作家・神永学、デビュー20周年の新境地!

 黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繋がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女……。都会に暮らす平凡な人々を襲う悍ましい怪異、「それ」の正体とは。

 「その身体、私にちょうだい」

 奇々怪々な事件がひとつに結びつく時、驚愕の真相が明らかになる!

 予測不能な展開で恐怖の渦へと誘う、傑作ホラー小説。

作品データ

タイトル:『マガツキ』
著者:神永学
出版社:PHP研究所
発売日:2024/3/25

作家紹介

神永学(かみなが・まなぶ)

1974年、山梨県生れ。日本映画学校(現日本映画大学)卒。
自費出版した「赤い隻眼」が編集者の目に留まり、大幅に改稿の上、2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』として刊行され作家デビュー。「心霊探偵八雲」シリーズとして人気を集める。
小説の他、舞台脚本の執筆なども手がけている。他の著作に、「怪盗探偵山猫」「天命探偵」「確率捜査官 御子柴岳人」「革命のリベリオン」「浮雲心霊奇譚」「悪魔と呼ばれた男」の各シリーズ、『コンダクター』『イノセントブルー 記憶の旅人』『ガラスの城壁』などがある。

神永学の作品紹介

<心霊探偵八雲>シリーズ
<天命探偵>シリーズ
<怪盗探偵山猫>シリーズ
<浮雲心霊奇譚>シリーズ
<確率捜査官 御子柴岳人>シリーズ
<悪魔と呼ばれた男>シリーズ
<殺生伝>シリーズ

『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』
『コンダクター』 2010/06/23
『ガラスの城壁』 2019/06/27
『イノセントブルー』 2015/1/20
『ラザロの迷宮』 2023/09/19
マガツキ』2024/3/25

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