【本の感想】『フォース・ウイング2 鉄炎の竜たち 下』レベッカ・ヤロス|血と嵐でしか結べない、絆がある

【2025年82冊目】
今回ご紹介する一冊は、
レベッカ・ヤロス 著
『フォース・ウイング2 鉄炎の竜たち 下』です。
【本の感想】「血と嵐でしか結べない、絆がある」
死と隣り合わせのなかで
愛と友情は育めるのか?
竜と絆を結ぶ、騎手候補生らを描く
熱狂のロマンス&異世界ファンタジーです
上巻で世界の真実を知った
騎手候補生たちを連れて
ゼイデンの故国アレシアに移った
ヴァイオレットら、一行
そんな彼女たちと共闘するのが
ゼイデンの元カノです

ええッ?
真の敵と戦うためには
旧敵とも共闘しなければならない
敵国のグリフォンを駆る飛行士らと
呉越同舟の訓練をするが・・
その中に居るのが
ゼイデンの元婚約者である
誇り高き貴族令嬢のキャットちゃん
ヴァイオレットとキャットちゃんの
ゼイデンを賭けた
女同士の戦いが
今、始まるのだ!

真の敵はどこ行った?笑
突撃タイプのヒロインである
ヴァイオレットちゃん
本巻でもその才能を遺憾なく発揮し
ドンドンとストーリーを進めます

展開が、どっ早い!
しかし進まないのが
ゼイデンとの距離です
意地の張り合いで、なかなか
真の和解とはなりません

・・もどかしい
ケンカして、から~の
エッチして一時しのぎの仲直りと
まるでどこにでもいる
恋人たちのようです笑
決戦の地は、バスギアス軍事大学
叢雲のように押し寄せる
魔術師と魔竜たちを相手に
大乱闘が繰り広げられるのだ

もう大興奮です!
極限状態で繰り広げられる
人間ドラマにも惹きつけられ
敵味方の恩讐を超えた
戦場劇に魅了されます
その勝利に見合う
代償を支払うのは
誰か?

そんな~!と、叫んじゃうような
悲劇的展開で幕を閉じる次巻がもう、待ち切れません!!
作品紹介(出版社より)
全米が熱狂しつづける、
竜×戦闘×愛憎のファンタジー!ナヴァール王国を守るため、ヴァイオレットはゆらぎはじめた結界を強化する方法を探る。だが、その方法は歴史から消され、邪悪な真の敵の存在とともに隠匿されていた。ようやく古文書に鍵となる「鉄の雨」のことばを見つけ出したヴァイオレットは、騎手候補生仲間に真の敵の存在を明かし、竜たちとともにバスギアスを出て、愛するゼイデンの秘密組織に合流することになるが……。ふたりを待ち受ける、さらなる試練と命がけの恋、そして絶望的な戦い――。
作品データ
タイトル:『フォース・ウイング2 鉄炎の竜たち 下』
著者:レベッカ・ヤロス
出版社:早川書房
発売日:2025/4/23
作家紹介
レベッカ・ヤロス
現代ものロマンスなどで15 作以上の著作があるアメリカの作家。アメリカ・コロラド州に暮らす。
2023年に初のファンタジー作品として「フォース・ウイング」を発表、続篇Iron Flame
とともに、世界的なベストセラーとなる。
レベッカ・ヤロスの作品
『フォース・ウイング 第四騎竜団の戦姫 上』2024/9/4
『フォース・ウイング 第四騎竜団の戦姫 下』2024/9/4
『フォース・ウイング2 鉄炎の竜たち 上』2025/4/23
『フォース・ウイング2 鉄炎の竜たち 下』2025/4/23

