【オススメ本】2020年僕が読んだ「オススメ本10選」をご紹介します|とにかく読んでみて!

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2020オススメタイトル

年間150冊以上の本(主に小説)を読む僕が、2020年に読んだ本の中からオススメ小説10作をご紹介します。どんな本を読もうか迷っている方の参考にしてください。



2020年のオススメ小説10選|作品紹介

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凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】世界の終末の物語。あとひと月で地球が滅ぶ文明が崩壊するなかで、人と自分を見つめ直す4人。「世界の終わり」って恐ろしいようで甘美。恐怖にふるえてるのか、期待でふるえてるのか…どちらなのだろう?

東野圭吾『クスノキの番人』

ケイチャン

ケイチャン

【感想】父を知らない愛人の子として生まれ、将来の展望もなく、やさぐれていた玲斗。神秘の大木『クスノキの番人』として、成長する物語です。おもしろい。

村山由佳『風よあらしよ』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】女性活動家として激動する明治大正を駆け短く波乱万丈な生を散らした「伊藤野枝」の一代記です。熱いのです!世間の常識に抗い理不尽な強者に敢然と立ち向かう伊藤野枝の生き様が‼︎

桐野夏生『日没』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】小説家 マッツ夢井に召喚状が届く。差出人は「総務省文化局・文化文芸倫理向上委員会」。それは政府の意に沿わない者を矯正する、悪夢のような施設への招待状である。恐ろしく不快、絶望しかない運命…。この物語に描かれた決めつけられた、倫理観に背く者を許さない管理され監視される社会は・・今のこの世界かも知れないですね。

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森見 登美彦『四畳半タイムマシンブルース』

ケイチャン

ケイチャン

【感想】タイムリープの物語。タイムマシンというトンデモナイものがあるというのに「四畳半神話大系」のどうしょもない面々は、昨日と今日を行ったり来たりするだけ。それもリモコンやシャンプーという、しょーもないのを持ってきたり返したりと「なんぢゃそらっ!」てなことばかりなのです。洒落の効いた脱力系の文章なら、森見登美彦の右に出る者はいないですね。

塩田武士『デルタの羊』

ケイチャン

ケイチャン

【感想】人気小説「アルカディアの翼」。アニメ化を目指すクリエイターの奮闘の物語です。予期せぬトラブルに挫折し、しかし諦めることなくトライする。仲間と共に進む姿に熱くなります。序盤ではマトリョシカ状態の複雑な物語構成に戸惑いますが、中盤から一気に加速しのめり込める!読み応えあり、おもしろいです。

宇佐見りん『推(お)し、燃ゆ』

 ケイチャン

ケイチャン

感想】「病めるときもすこやかなるときも推しを推す」推しが全てで、生活は荒み、破綻する。終わりの方でのライブの情景が素晴らしかった。音や熱が迫ってくるようです。前の人に倣い、横の人に併せることが良いとされる今の世で「好き」って気持ちだけが、ホントの自分かも知れないですね。

小林泰三『代表取締役アイドル』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】「代表取締役」なんてものは、おじぃちゃんか おっちゃんのイメージですよね。なのにアイドルなんてなんてキャッチーでポップ!と、愛らしい表紙についつい 手を取りましたが、面白くて びっくりしました! おススメです!

真梨幸子『縄紋』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】「縄紋黙示録」このあやしいタイトルの本を校正するうちに、不気味な世界が立ち上がります。それは・・縄紋時代。過剰な歴史の蘊蓄 登場人物はほぼみな、歪な性格。綴られる猟奇的展開と、もはや「怪書」と言って過言ないでしょう!おススメします!

松田青子『持続可能な魂の利用』

 ケイチャン

ケイチャン

【感想】とくに「おじさん」には搾取される女性たちの反逆の物語です。おもしろかった!アイドルやアニメが好きな方はさらに楽しめます!!オススメです!



2020年ケイチャンのオススメ小説10選いかがでしたか?
あなたのお気に入りの一冊がみつかりますように。



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