警察

『たとえば孤独という名の嘘』誉田哲也 あらすじと感想|兵は詭道なり

誉田哲也『たとえば孤独という名の嘘』|ケイチャンブックス
ケイチャン(サカキ ケイ)

【2026年29冊目】

今回ご紹介する一冊は、

誉田哲也 著

『たとえば孤独という名の嘘』です。

この小説はこんな人にオススメ

二転三転する物語が好き

あらすじと感想

警察小説

目黒川に流された女性の遺体
その調査から浮かび上がるのは
国際諜報戦だった!!
震えるほどに恐ろしい謀略の物語です

隣の人は、かの国のスパイかもしれない

まず登場するのは公安警察官の
佐島(さじま)さんです
公安警察として諜報活動を送る
しかし秘密があるのだ

ハニートラップにハマってしまう

昔、思いを寄せていた女性に
瓜二つそっくりな女が現れる
こんな偶然、あるはずない
だが・・ほかっておけないよ

そして破局がやってくるのだ

女性殺害の容疑で逮捕される佐島
しかし捜査が進むにつれて深まる
違和感に刑事たちは気づいていく
この事件はどうも・・おかしい
裏で糸を引くのは、どの国だ?

「兵は詭道なり」

群像劇として進む本書
1章読む毎にどんでん返しが
待ち受ける先行きの見えない
展開に手に汗握ります

語り手が変わる度に
佐島の印象ががらりと変わる
ことに驚きます、ホントに
彼が犯人なのだろうか?

仁義なき諜報戦

物語が進むにつれて明らかになる
かの国の諜報戦術に身震いする
ありとあらゆる手段を使い
自国の利益を追求する姿は
まさに孫氏の兵法を産んだ国です

自国民を『盤上の駒』とし
思うがままに使役する
かの国の強権力が怖すぎます
・・日本に生まれて良かった!

最終章で『駒』として扱われた
かの国の諜報員の悲哀が語られます
自分の人生を選べない彼らに
罪はあるのでしょうか・・

ラストにさらなる衝撃があります

手段を問わない謀略を
仕掛けてくる国がある

今まさにある危機に警鐘を鳴らすかのような物語でした

あなたはハニートラップに
ひっかからない自信はありますか?

作品紹介(出版社より)

一話ごとに反転する真相に驚愕必至!

「……俺はいつからハメられてたんだ?」

〈姫川玲子シリーズ〉〈ジウシリーズ〉を手掛ける警察小説の名手の新境地は、1話ごとに真相が反転する、慟哭の【警察×スパイ】ミステリー。

◇◇◇

 警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。

 容疑を否認しつつ稲澤は言う。

「矢代は中国のスパイだったんじゃないか」

 取調べを終え部屋を出ると、そこには特捜幹部が顔を揃えていた。彼らは1枚の紙を佐島に突きつけた――いったい、何がどうなっているんだ?

◇◇◇

1話ごとに視点人物が移り変わり、それによって明らかになってゆく事実。
事実が事実を揺るがし、真相は煙雨のなかに彷徨う。
ラストに辿り着いたとき、あなたの頰に流れるのは、涙か、雨粒か――。

◇◇◇

――私に残ったのは、あの人だけだった。
  だからこそ、赦せなかった。

目次

レイン
ダーク
ドッグ
ライズ たとえば孤独という名の噓
アイズ いつか永遠という名の瞳

作品データ

タイトル:『たとえば孤独という名の嘘』
著者:誉田哲也
出版社:文藝春秋
発売日:2025/11/21

作家紹介

誉田哲也(ほんだ・てつや)

1969年東京生まれ。
2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。
2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
警察小説として『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子シリーズ〉、〈ジウ・サーガ〉、青春小説として『武士道シックスティーン』をはじめとする〈武士道シリーズ〉など、幅広いジャンルで話題作を発表し続けている。他の著書に『あなたが愛した記憶』『背中の蜘蛛』『もう、聞こえない』など多数。

誉田哲也の作品紹介

『妖の華』(2003/1)
『アクセス』(2004/1/16)
『吉原暗黒譚』(2004/4)
『春を嫌いになった理由』(2005/1/1)
『疾風ガール』(2005/9/29)
『新装版-ジウI-警視庁特殊犯捜査係』(2005/12)
『ストロベリーナイト』(2006/2/22)
『新装版-ジウII-警視庁特殊急襲部隊』(2006/3)
『新装版-ジウIII-新世界秩序』(2006/8)
『月光』(2006/11/1)
『ソウルケイジ』(2007/3/20)
『武士道シックスティーン』(2007/7/26)
『国境事変』(2007/11/1)
『シンメトリー』(2008/2/21)
『武士道セブンティーン』(2008/7/14)
『ヒトリシズカ』(2008/10/1)
『ガール・ミーツ・ガール』(2009/4)
『武士道エイティーン』(2009/7)
『ハング』(2009/9)
『インビジブルレイン』(2009/11/19)
『主よ、永遠の休息を』(2010/3/20)
『歌舞伎町セブン』(2010/11/1)
『感染遊戯』(2011/3/19)
『レイジ』(2011/7/13)
『ドルチェ』(2011/10)
『あなたの本』(2012/2)
『あなたが愛した記憶』(2012/6/5)
『幸せの条件』(2012/8)
『ブルーマーダー』(2012/11/1)
『ドンナ ビアンカ』(2013/2/1)
『増山超能力師事務所』(2013/7/16)
『Qrosの女』(2013/12/12)
『ケモノの城』(2014/4/18)
『黒い羽』(2014/8/7)
『歌舞伎町ダムド』(2014/9/24)
『インデックス』(2014/11/14)
『武士道ジェネレーション』(2015/7)
『プラージュ』(2015/9/17)
『硝子の太陽N – ノワール』(2016/5/11)
『硝子の太陽R-ルージュ』(2016/5/11)
『増山超能力師大戦争』(2017/6/16)
『ノーマンズランド』(2017/11)
『あの夏、二人のルカ』(2018/4/27)
『ボーダレス』(2018/8)
『歌舞伎町ゲノム』(2019/1/18)
『背中の蜘蛛』(2019/10/16)
『妖の掟』(2020/5/14)
『もう、聞こえない』(2020/8/26)
『オムニバス』(2021/2/23)
フェイクフィクション』(2021/11/5)
アクトレス』(2022/1/18)
妖の絆』(2022/12/13)
『ジウX』2023/06/21
マリスアングル』2023/10/25
首木の民』2024/6/19
暗黒戦鬼グランダイヴァー』2024/12/12
イノセンス』2025/8/20
たとえば孤独という名の嘘』2025/11/21

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ケイチャン
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サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。食べることが大好きな僕が撮影している「本のある日常風景」と共に、本の紹介と感想のブログをお楽しみください!オススメの本は?この本気になるけど面白い?…など、読む本に迷った方への参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」【ケイチャンブックス】よろしくお願いします!一緒に読書を楽しみましょう!!
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