【本の感想】『イノセンス』誉田哲也|無垢な心は、傷つきやすい

【2026年11冊目】
今回ご紹介する一冊は、
誉田哲也 著
『イノセンス』です。
【感想】「無垢な心は、傷つきやすい」
このスランプから脱出するために
アドバイスが欲しい!
自分の音楽と人生に真摯に向き合う
2人の女男を描く物語です
自分を裁くのは、自分自身である
なんかしっくりこない~
そう思い悩むのは目下3枚目のアルバムを制作中の
シンガーソングライター梨紅(りく)ちゃんです
・・これは、スランプでしょう!
そんな彼女が見つけた動画が
凄腕ギタリストの孔善(こうぜん)さん
楽曲、演奏スタイルにシンパシーを抱き
彼に会いアドバイスを求めたいのですが
ここ数年、行方がわからないんだ
彼に会いたい、どうすればいいの?
だが求めれば道が開くこともある
毎夜、孔善の名を検索する梨紅は
手掛かりを見つけ、関係者から聞き取り
彼を探す旅にでるのでした
さて一方の孔善さんもスランプから
全てを投げ出し、世捨て人のように
田舎の古民家で1人暮らしをしています
・・俺はもうダメなんだ
そんな彼の前に、つむじ風のように
現れる梨紅ちゃんが、眩し過ぎます
時に大胆に、時に恐る恐ると距離を
近くしてゆく2人の様子が、初々しい

初恋かよ!笑
軽快な会話パートが魅力の誉田作品らしく
ポンポンとやり取りする愉快な会話が
楽しいww
読み進める内にますます近くなる
2人の関係に、やきもきとしてしまう

もう、付き合っちゃえよ!笑
そして迎えるエンディングは
自分に厳し過ぎるが故に
自分人身を追い詰めてしまった
そんな自分を許すというものでした

音楽に打ち込む登場人物たちは永遠に続く青春を生きるようで
夢中になれるって、いいな~と、羨ましく思ってしまうとても素敵な作品でした

あなたには夢中になれるものがありますか?
作品紹介(出版社より)
俺の人生に、俺たちの音楽に、
罪はなかったのか――。
かつて夢を追いかけていた、すべての大人たちへ贈る青春小説。失踪した孤高の天才ギタリスト
×
彼に憧れるスランプ中のシンガーソングライター音楽活動に行き詰まった立石梨紅は、
数年前に業界から消えた人気ロックバンドのギタリスト・伊丹孔善の楽曲と出会う。
彼にアドバイスをもらおうとするも、消息は不明。
自身の手で探そうと決意するが……。
天才ギタリストは、一体どこに消えたのかーー。
作品データ
タイトル:『イノセンス』
著者:誉田哲也
出版社:幻冬舎
発売日:2025/8/20
作家紹介
誉田哲也(ほんだ・てつや)
1969年東京生まれ。
2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。
2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
警察小説として『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子シリーズ〉、〈ジウ・サーガ〉、青春小説として『武士道シックスティーン』をはじめとする〈武士道シリーズ〉など、幅広いジャンルで話題作を発表し続けている。他の著書に『あなたが愛した記憶』『背中の蜘蛛』『もう、聞こえない』など多数。
誉田哲也の作品紹介
『妖の華』(2003/1)
『アクセス』(2004/1/16)
『吉原暗黒譚』(2004/4)
『春を嫌いになった理由』(2005/1/1)
『疾風ガール』(2005/9/29)
『新装版-ジウI-警視庁特殊犯捜査係』(2005/12)
『ストロベリーナイト』(2006/2/22)
『新装版-ジウII-警視庁特殊急襲部隊』(2006/3)
『新装版-ジウIII-新世界秩序』(2006/8)
『月光』(2006/11/1)
『ソウルケイジ』(2007/3/20)
『武士道シックスティーン』(2007/7/26)
『国境事変』(2007/11/1)
『シンメトリー』(2008/2/21)
『武士道セブンティーン』(2008/7/14)
『ヒトリシズカ』(2008/10/1)
『ガール・ミーツ・ガール』(2009/4)
『武士道エイティーン』(2009/7)
『ハング』(2009/9)
『インビジブルレイン』(2009/11/19)
『主よ、永遠の休息を』(2010/3/20)
『歌舞伎町セブン』(2010/11/1)
『感染遊戯』(2011/3/19)
『レイジ』(2011/7/13)
『ドルチェ』(2011/10)
『あなたの本』(2012/2)
『あなたが愛した記憶』(2012/6/5)
『幸せの条件』(2012/8)
『ブルーマーダー』(2012/11/1)
『ドンナ ビアンカ』(2013/2/1)
『増山超能力師事務所』(2013/7/16)
『Qrosの女』(2013/12/12)
『ケモノの城』(2014/4/18)
『黒い羽』(2014/8/7)
『歌舞伎町ダムド』(2014/9/24)
『インデックス』(2014/11/14)
『武士道ジェネレーション』(2015/7)
『プラージュ』(2015/9/17)
『硝子の太陽N – ノワール』(2016/5/11)
『硝子の太陽R-ルージュ』(2016/5/11)
『増山超能力師大戦争』(2017/6/16)
『ノーマンズランド』(2017/11)
『あの夏、二人のルカ』(2018/4/27)
『ボーダレス』(2018/8)
『歌舞伎町ゲノム』(2019/1/18)
『背中の蜘蛛』(2019/10/16)
『妖の掟』(2020/5/14)
『もう、聞こえない』(2020/8/26)
『オムニバス』(2021/2/23)
『フェイクフィクション』(2021/11/5)
『アクトレス』(2022/1/18)
『妖の絆』(2022/12/13)
『ジウX』2023/06/21
『マリスアングル』2023/10/25
『首木の民』2024/6/19
『暗黒戦鬼グランダイヴァー』2024/12/12
『イノセンス』2025/8/20


