【感想】『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈|ナナメ上から、直球ストライク!

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宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』

ケイチャン

ケイチャン

【2024年24冊目】

今回ご紹介する一冊は、

宮島未奈 著

『成瀬は信じた道をいく』です。

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【感想】「ナナメ上から、直球ストライク!」

青春小説

ゴーイングマイウェイな女子高生
成瀬あかりを描くシリーズ2作目
成瀬、ヤバイ!
成瀬、最高!
成瀬、大好き!な物語です

成瀬、大学生になりました

ページを開く前に
期待でニヤニヤしてしまう作品
それが『なるてん』シリーズです
通勤電車でニヤニヤと本書を読む僕は
さぞかしキモかったことでしょう
同乗していた皆さん、すいませんでした

滋賀県大津市に住む女子高生
成瀬あかり
地元愛が強い彼女は今日も
自主パトロールに励みます

え!自主パトロールって、何なんだ?笑

物語は成瀬が大学受験をする頃から始まり
京都大学の学生となった彼女の
平凡とは言えない女子大学生ライフを
描きます(京大の描写はほぼないが笑)

その言動は予測不可能

小学生にレジェンド扱いされる、成瀬
入学試験会場で男を拾ってくる、成瀬
お客様の声に応える、成瀬
びわ湖大津観光大使になった、成瀬
どの成瀬も、最高なんだ!

「ナナメ上から、直球ストライク!」

一見、おかしなことを言って
いるような成瀬ですが
彼女の中では筋道が通っており
一貫している

そう、成瀬はまっすぐなんだ

ナナメ上からモノ申して
いるように思えるのは
きっとこの世の中のほうが
曲がっているからなんでしょう

成瀬的正論を述べる姿が、凛々しい

そんな成瀬の姿を
各章の主人公の目線から描いていく
それは人が人に惹かれていく
好きになっていく
その過程のようでした

本書を読み終えたら
きっとあなたも成瀬のことを
好きになるはず

そしてこの文章で
めっちゃ『成瀬』って入力したので
僕のパソコンは『な』と入れると
成瀬って変換するようになりました

僕のパソコンも
成瀬のファンになったようです笑

作品紹介(出版社より)

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!

作品データ

タイトル:『成瀬は信じた道をいく』
著者:宮島未奈
出版社:新潮社
発売日:2024/1/24

タイトル:『成瀬は天下を取りにいく』
著者:宮島未奈
出版社:新潮社
発売日:2023/3/17

作家紹介

宮島未奈 (みやじま・みな)

1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。
2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。
2021年「ありがとう西武大津店」で第20 回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』がデビュー作。

宮島未奈の作品

成瀬は天下を取りにいく 』2023/3/17
成瀬は信じた道をいく』2024/1/24

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