【本の感想】『それいけ！平安部』宮島未奈｜心に平安時代を！

ケイチャン（サカキケイ）

【2025年87冊目】

今回ご紹介する一冊は、

宮島未奈　著

『それいけ！平安部』です。

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【感想】「心に平安時代を！」

青春小説

平安部、作ろうよ！でも
平安部って、なーに？
高校新生活をエンジョイする
個性的な面々のスクールデイズです

高校生活は、あないみじ

みなさんは高校で部活動してましたか？
僕は部活の代わりに生徒会をしてました
イベント企画とか、１日警察官して記憶に残ってますね

平安時代に興味ない？

高校入学初日に意味不明な
言葉をかけられる栞（しおり）ちゃん
・・いや興味ないけど、気になるわ

腰までかかる黒髪ストレートが印象的な
安以加（あいか）ちゃんが言う
・・平安部に入らない？って
でも平安部って何するの？？

安以加ちゃんの熱意にひっぱられ
平安部活動を始める栞ちゃん
ひとりふたりと部員も増えて
さて、何するの？ｗｗ

「心に平安時代を！」

何をするのかわからないまま
平安部の創部にかかる２人
意味がわからないまま走り出す

これぞ青春ってヤツですねｗｗ

平安時代を知りましょう

漠然としたイメージしかない
平安時代について調べを進める
平安部員たち
夏休みの自由研究的な毎日が
とっても楽しそう

平安時代に親しみましょう

蹴鞠をしたり
平安時代を遊ぶ平安部員たち
現代は過去と続いている
平安時代の解像度が上がってゆく

平安時代を広めましょう

文化祭で平安パークを開催するため
準備を進める平安部員たち
それぞれのアイデアを持ち寄る様子が
とっても楽しそう

そして始まる文化祭

トラブル続きでも楽しむしかない
何をするのか自分で探し決める

自主性溢れる高校生たちに前向きな気分になれました

大人になったみなさんはもういちど高校生活をしてみたいですか？

作品紹介（出版社より）

県立菅原高校の入学式当日、
同じクラスになった安以加から
「平安時代に興味ない?」と栞は声をかけられた。

「平安部を作りたい」という
安以加の熱意に入部を決めるが、
新部を創設するには五人の部員が必要だった。

あと三人(泣)。
知恵をしぼって部員を集め、
平安部は誕生するが、
はたしてどんな活動が始まるのか──!?

作品データ

タイトル：『それいけ！平安部』
著者：宮島未奈
出版社：小学館
発売日：2025/4/16

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作家紹介

宮島未奈（みやじま・みな）

1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。
2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞（宮島ムー名義）。
2021年「ありがとう西武大津店」で第20 回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』がデビュー作。