
ケイチャン
【2025年66冊目】
今回ご紹介する一冊は、
坂木司 著
『うまいダッツ』です。
もくじ
【感想】「あなたはどんなお菓子が好きですか」
僕たちの高校の部活動は
お菓子を食べること!?
個性豊かな男女4人の喫茶部活動を描く
軽いけど味わい深いスナックの物語です

ケイチャン
あなたはポテチ派?それともチョコ派?
ガッツリ部活動をしたくない
そんな消極的な理由で選んだ
ゆるーい部活が『喫茶部』でした
・・僕らはオヤツ部ってかんじだがな
同じような感覚で部活に入ってきたのが
鉄道オタクの、コウくん
アニメ・声優オタクの、タキタちゃん
実家が空手道場の、セラちゃんです
・・そして僕(アラタ)はオカルトオタク
いつの間にか
イツメン(いつも一緒にいるメンバー)
となった4人組は今日も部室でお菓子を食べ
ゆるーく、そしてたのしーい、日々を送るんだ
部活と称してお菓子を持ちより
食べ比べをする4人が楽し気で
お菓子をつまんでいる時のように
少しニコッとしてしまう
男女が集まれば
恋愛イベントが発生する
4人の中にかすかに漂う
恋の雰囲気にニヤニヤしちゃう
そんな日々なかで
ちょっとした事件が発生する
それに4人は全力で当たります
高校生らしい、ひたむきさが輝かしい
いろんなお菓子があるように
いろんな人がいる
自分が好きなお菓子が
嫌いな人だっているんだ
お菓子が繋ぐ男女の絆
高校生らしい

ケイチャン
くだらなさも微笑ましい
美味しく楽しい物語でした

ケイチャン
こんな美味しいお菓子が
食べられる今の世の中って
実は
楽園なんじゃない?笑

ケイチャン
あなたはどんなお菓子が
好きですか
作品紹介(出版社より)
うまい棒一本で、世界の秘密がわかる?
とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、不思議な噂を耳にする。
「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
それはただの都市伝説か、それとも--⁉
ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。
「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。
うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい--学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)
おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)
お菓子当てクイズに参加することになった四人。果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)
SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)
学年が上がり、初めてできた後輩。しかし彼らは全員、妙にまじめで--。(「百年の愛」)
作品データ
タイトル:『うまいダッツ』
著者:坂木司
出版社:文藝春秋
発売日:2024/3/8
作家紹介
坂木司(さかき・つかさ)
1969年生れ。
2002年、『青空の卵』でデビュー。同作に始まる「ひきこもり探偵」シリーズが人気を得る。
2013年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。
「ホリデー」シリーズ、「和菓子のアン」シリーズ、「二葉と隼人の事件簿」シリーズ、『夜の光』『大きな音が聞こえるか』『女子的生活』『肉小説集』『鶏小説集』などの著書がある。
坂木司の作品紹介
『青空の卵』2002/5/1
『仔羊の巣』2003/5/1
『動物園の鳥』2004/3/23
『切れない糸』2005/5/30
『Sweet Blue Age』2006/2/21
『ワーキング・ホリデー』2007/6/27
『ホテルジューシー』 2007/9/1
『先生と僕』2007/12/1
『夜の光』2008/10/1
『短劇』2008/12/17
『和菓子のアン』2010/4/20
『ウィンター・ホリデー』2012/1/24
『大きな音が聞こえるか』2012/12/1
『僕と先生』2014/2/19
『ホリデー・イン』2014/5/27
『肉小説集』2014/11/1
『何が困るかって』2014/12/12
『アンと青春』2016/3/17
『女子的生活』2016/8/22
『鶏小説集2』017/10/20
『おやつが好き』2019/4/3
『アンと愛情』2020/10/21
『楽園ジューシー』2022/2/16
『ショートケーキ。』2022/4/8
『アンと幸福』2023/10/25
『うまいダッツ』2024/3/8