【感想】『僕の女を探しているんだ』井上荒野|離れているからこそ、思いがつのる

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僕の女を探しているんだ|井上荒野

ケイチャン

ケイチャン

【2023年48冊目】

今回ご紹介する一冊は、

井上荒野 著

『僕の女を探しているんだ』です。

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【感想】「離れているからこそ、思いがつのる」

恋愛小説

彼女を探すあの男は本当にニンゲンなのか?
韓流ドラマ『愛の不時着』をオマージュした
連作短編集です

恋に悩む・・

愛する人がいればこそ
悩み事が生じるのは
仕方がない事です
そんな人たちの前に現れるのが

黒いコートに身を包み
美しいピアノを演奏する
長身のハンサム
リ・ジョンヒョクです

物語は降って湧いたように現れた
リ・ジョンヒョクと
愛に悩み、戸惑い、あるいは悲しむ
人々とのひとときの交流を描いていく

「離れているからこそ、思いがつのる」

完璧な容姿を持つリ・ジョンヒョク
他人を思いやる優しさを持ち
悩める各章の主人公たちを
サポートしてくれます

ひたすらカッコいい

ですが、
完全無欠に思えるリ・ジョンヒョクが
あられもなく愛する人への思いを
吐露するところがググッと来ますね

しびれるくらいカッコいい

ドラマ『愛の不時着』の
名場面、名セリフのシーンが
各章に散りばめられており
ファンなら、ああ!あのセリフが!
と、手を打つこと間違いなしです

僕の人生にも
こんなイケメンな稀人(まれびと)と
ひとときでも巡り合えたなら・・
そんな思いにさせられる物語でした

作品紹介(出版社より)

大丈夫、会いたいと強く願えば、きっと会える――。黒いコートを着た背の高い彼は、大事な人を探しにここへ来ていた。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、湖のほとりで、彼は私たちをそっと守り、救ってくれた。大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者による熱いオマージュの込められたラブストーリー9篇。

作品データ

タイトル:『僕の女を探しているんだ』
著者:井上荒野
出版社:新潮社
発売日:2023/2/20

作家紹介

井上荒野(いのうえ・あれの)

1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。
1989年『 わたしのヌレエフ 』で第1回フェミナ賞を受賞。
2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞を受賞。
2008年『切羽へ』で第139回直木賞を受賞。
2011年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞を受賞。
2016年『赤へ』で第29回柴田錬三郎賞を受賞。
2018年『その話は今日はやめておきましょう』で第35回織田作之助賞を受賞。

井上荒野 の作品

『グラジオラスの耳』 1991/05/01
『もう切るわ』 2001/10/01
『ひどい感じ―父・井上光晴』 2002/08/01
『ヌルイコイ』 2002/10/01
『潤一』 2003/11/01
『森のなかのママ』 2004/03/26
『だりや荘』 2004/07/22
『しかたのない水』 2005/01/26
『誰よりも美しい妻』 2005/12/15
『不恰好な朝の馬』 2006/10/31
『学園のパーシモン』 2007/01/01
『ズームーデイズ』 2007/07/01
『ベーコン』 2007/10/26
『夜を着る』 2008/02/18
『切羽へ』 2008/05/01
『あなたの獣』 2008/11/29
『雉猫心中』 2009/01/22
『静子の日常』 2009/07/01
『女ともだち』 2010/03/18
『つやのよる』 2010/04/01
『もう二度と食べたくないあまいもの』 2010/04/10
『チーズと塩と豆と』 2010/10/05
『ベッドの下のNADA』 2010/12/09
『ハニーズと八つの秘めごと』 2011/02/25
『そこへ行くな』 2011/06/24
『キャベツ炒めに捧ぐ』 2011/09/01
『だれかの木琴』 2011/12/09
『結婚』 2012/03/27
『夜をぶっとばせ』 2012/05/18
『さようなら、猫』 2012/09/15
『それを愛とまちがえるから』 2013/01/24
『あなたにだけわかること』 2013/05/24
『ほろびぬ姫』2013/10/31
『夢のなかの魚屋の地図』 2013/12/21
『虫娘』 2014/08/27
『悪い恋人』 2014/12/05
『ママがやった』 2016/01/16
『赤へ』 2016/06/14
『綴られる愛人』 2016/10/05
『あなたならどうする』 2017/06/16
『その話は今日はやめておきましょう』 2018/05/18
『あちらにいる鬼』 2019/02/07
『あたしたち、海へ』 2019/11/27
『そこにはいない男たちについて』 2020/07/15
『ママナラナイ』 2020/10/14
百合中毒』 2021/04/26
生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』 2022/04/07
『小説家の一日』 2022/10/13
『荒野の胃袋』 2022/10/20
僕の女を探しているんだ』 2023/02/20

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