【感想】『禁猟区』石田衣良|セカンドラブで世界は輝くの

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禁猟区|石田衣良

ケイチャン

ケイチャン

【2022年114冊目】

今回ご紹介する一冊は、

石田衣良 著

『禁猟区』です。

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【感想】「セカンドラブで世界は輝くの」

既婚女性の恋愛小説

6分間で終わる夫婦生活に
心寒い思いをしていた文美子(ふみこ)
そんな時保育園のママ友からお誘いが
マダムのお茶会に行かない?と
これが始まりだった

裕福なマダムが主催するお茶会
それは年配女性と若い男の子の出会いの場
モデル・俳優・ダンサーとイケメンばかり
そこは夢見る若者達のママ活の場であった

「セカンドラブで世界は輝くの」

白いシャツの似合う背の高い俳優と恋に落ちる文美子
昨日までくすんでいた世界は輝きだし
あらゆる事象がビビットに見えてくる
ああ・・何て素敵なの!

けれども恋は同時に厄介ごとも連れてきた
トラブルに巻き込まれたママ友に
脅迫まがいの要求をされるし
夫の浮気は発覚し、あげくに浮気相手が
文美子に会いにくる
うわぁ・・どうしましょうか?

厄介ごとが炎上し
不倫の代償を払うことになる文美子
でも恋に対価を支払う必要ってあるのか?

女性の性活を描くこの物語
衝動的な男性と違って
情動的で揺れる女心の描写が
さすがは恋愛の石田衣良ってかんじです

それでいて登場する女性たちが強いんです
こうって決めたら突き進むような
パワーを感じました

既婚者の僕としては、作中に出てくる結婚して
出産したら夫婦の会話が無くなるってところが
気になりましたね

日々めんどうな世話をしないと花は咲かない
結婚生活の要はここにあるんではないでしょうか

楽しいだけの恋愛に負けない
そんな夫婦生活を
みなさんはしていますか?

作品紹介(出版社より)

結婚して初めての彼は、10歳下の舞台俳優でした――。
34歳、ライターの文美子。夫との関係は冷え切り、娘はかわいいが保育園で問題行動を起こしていた。
ある日、文美子はママ友から、女性がお金を出して若い男性を「狩る」という「お茶会」に誘われる。
乗り気でなかった文美子だが、そこで舞台俳優の夏生と出会い、彼の誠実さに惹かれていく。
夫の愛人の来訪、半グレからの脅迫、変貌していくママ友。様々な出来事が降りかかる中、ふたりの関係は引き返せないところまで来てしまい……。

『娼年』『眠れぬ真珠』に続く恋愛長篇。

作品データ

タイトル:『禁猟区』
著者:石田衣良
出版社:集英社
発売日:2022/6/24

作家紹介

石田 衣良(いしだ・いら)

1960年東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。
1997年、「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞受賞。
2006年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞受賞。
2013年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞受賞。
著書に『スローグッドバイ』『アキハバラ@DEEP』『娼年』『美丘』『水を抱く』など多数。

石田 衣良の作品紹介

『池袋ウエストゲートパーク』(1998年9月)
『うつくしい子ども』(1999年5月)
『エンジェル』(1999年11月)
『少年計数機– 池袋ウエストゲートパーク2』(2000年6月
『赤・黒– 池袋ウエストゲートパーク外伝』(2001年2月)
『娼年』(2001年7月)
『波のうえの魔術師』(2001年8月)
『スローグッドバイ』(2002年5月)
『骨音– 池袋ウエストゲートパーク3』(2002年10月)
『4TEEN』(2003年5月)
『LAST』(2003年9月)
『電子の星– 池袋ウエストゲートパーク4』(2003年11月)
『1ポンドの悲しみ』(2004年3月)
『約束』(2004年7月)
『ブルータワー』(2004年9月)
『アキハバラ@DEEP』(2004年11月)
『反自殺クラブ– 池袋ウエストゲートパーク』5(2005年3月)
『東京DOLL』(2005年7月)
『てのひらの迷路(ショートショート集)』(2005年11月)
『ぼくとひかりと園庭で』(2005年11月)
『愛がいない部屋』(短編集)
『40 – 翼ふたたび』(2006年2月)
『夕日へ続く道』(2006年4月)
『眠れぬ真珠』(2006年4月)
『灰色のピーターパン– 池袋ウエストゲートパーク6』(2006年6月)
『下北サンデーズ』(2006年7月)
『美丘』(2006年10月)
『Gボーイズ冬戦争– 池袋ウエストゲートパーク7』(2007年4月)
『REVERSE リバース』(2007年8月)
『5年3組リョウタ組』(2008年1月)
『親指の恋人』(2008年1月)
『夜を守る』(2008年2月)
『逝年』(2008年3月)
『夜の桃』(2008年5月)
『光の国の姫』(2008年7月)
『非正規レジスタンス– 池袋ウエストゲートパーク8』(2008年7月)
『シューカツ!』(2008年10月)
『再生』(2009年4月)
『ドラゴン・ティアーズ 龍涙– 池袋ウエストゲートパーク9』(2009年8月)
『6TEEN』(2009年9月)
『チッチと子』(2009年10月)
『sex』(2010年3月)
『PRIDE– 池袋ウエストゲートパーク1』(2010年12月)
『明日のマーチ』(2011年6月)
『カンタ』(2011年9月)
『スイングアウト・ブラザース』(2012年1月)
『コンカツ?』(2012年4月)
『ラブソファに、ひとり』(2012年5月)
『北斗– ある殺人者の回心』(2012年10月)
『マタニティ・グレイ』(2013年2月)
『余命1年のスタリオン』(2013年5月)
『水を抱く』(2013年8月)
『憎悪のパレード– 池袋ウエストゲートパーク11』(2014年7月)
『キング誕生– 池袋ウエストゲートパーク青春篇』(2014年9月)
『オネスティ』(2015年1月)
『MILK』(2015年10月)
『西一番街ブラックバイト– 池袋ウエストゲートパーク12』(2016年8月)
『逆島断雄 進駐官養成高校の決闘編1』(2017年8月)
『逆島断雄 進駐官養成高校の決闘編2』(2017年9月)
『裏切りのホワイトカード– 池袋ウエストゲートパーク13』(2017年9月)
『爽年』(2018年4月)
『七つの試練– 池袋ウエストゲートパーク14』(2018年9月)
『不死鳥少年– アンディ・タケシの東京大空襲』(2019年2月)
『逆島断雄 本土最終防衛決戦編1』(2019年4月)
『逆島断雄 本土最終防衛決戦編2』(2019年5月)
『絶望スクール– 池袋ウエストゲートパーク15』(2019年9月)
『清く貧しく美しく』(2019年12月)
『獣たちのコロシアム– 池袋ウエストゲートパーク16(2020年9月)
『池袋ウェストゲートパーク ザ レジェンド』(2020年10月)
『初めて彼を買った日』(2021年1月)
炎上フェニックス』(2021年9月)
心心 東京の星、上海の月』(2022年3月)
禁猟区』(2022年6月)

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