【感想】『ひきなみ』千早茜|女性の抗う姿が美しい|2021年オススメ本10選

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千早茜『ひきなみ』

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

千早茜 著

『ひきなみ』です。

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【感想】「女性の抗う姿が美しい」

母の愛が薄い、2人の少女の物語です

「お祭りのいけにえ」

人と違う
それだけで差別される
格好の餌食とされた人を囲み
嬲り嘲り囃立てる人々の
なんて醜さよ!

虐げられる女性の
抗う姿が美しい

#千早茜 #ひきなみ #読了

作品紹介(出版社より)

私たちずっと一緒だと思っていたのに。彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。

小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界を迎える中、ある陶芸工房のHPで再び真以を見つける。たまらず会いに行った葉は、真以があの事件で深く傷ついていることを知り――。女であることに縛られ傷つきながら、女になりゆく体を抱えた2人の少女。大人になった彼女たちが選んだ道とは。

作品データ

タイトル:『ひきなみ』
著者:千早茜
出版社:KADOKAWA
発売日:2021/4/30

作家紹介

千早 茜(ちはや・あかね)

1979年北海道生まれ。
2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。
2009年に同作で泉鏡花文学賞受賞。
2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞受賞。
2021年『透明な夜の香り』で渡辺淳一賞を受賞。
他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

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