【感想】『ヒトコブラクダ層ぜっと・下』万城目学| そこは万城目ワールド

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万城目学『ヒトコブラクダ層ぜっと』

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

万城目学
『ヒトコブラクダ層ぜっと』下巻  です。

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【感想】「そこは万城目ワールドww

エンタメ小説

砂漠に隠された
古代メソポタミアの都

そびえたつジグラッド
そこで三つ子を待ち受けていたのは…

メソポタミアの忘れられた女神に呼ばれて
時の封土、風のない砂漠に囲まれた
古代都市アガデでの物語です

直情径行の長兄、梵天(ぼんてん)
メソポタミア大好きの次男、梵地(ぼんち)
体力自慢のお調子者の末弟、梵人(ぼんど)
超能力を駆使して、さあ大活劇だ!
と、思いきや

そこは万城目ワールドww

なかなか活躍しない・・

直情型なのに
細かいことぐちゃぐにゃに喋る、梵天
え!?早くしようよ・・ピンチになっちゃう?!
…と、こちらがハラハラ

憧れの古代遺跡に気もそぞろ
うんちくを楽しそうに話す、梵地
ん!もういいよ早く渡しちゃお・・困ったことになっちゃうよ?
… と、こちらがソワソワ

待ちに待った肉弾戦
さあ、大活躍だよ梵人くん!
と思いきや・・早々にリタイア
もう、イライラしちゃう!

ハラハラして
ソワソワしちゃって
イライラできる
三つ子の活躍に
あなたもきっと引き込まれる

作品紹介(出版社より)

マジでやって来てしまった、メソポタミア!梵天、梵地、梵人(三つ子)。砂漠に埋もれた古代文明のど真ん中で、生きるか死ぬかの奇跡の大作戦開始!!
自衛隊PKO活動の一員としてイラクに派遣された三つ子。彼らを待ち構えていたのは砂漠の底に潜む巨大な秘密、そして絶体絶命の大ピンチだった! 展開予測は不可能。唯一無二の物語の紡ぎ手・万城目学、とどまるところを知らず。ページをめくるたびに新たな驚きが待ち受ける超ド級スペクタクル巨編、ここに完結!
ついにここまで来た!万城目学が描く歴史的大冒険小説!!

作品データ

タイトル:『ヒトコブラクダ層ぜっと』下巻
著者:幻冬舎
出版社:サンマーク出版
発売日:2021/6/23

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