ミステリー

【本の感想】『一次元の挿し木』松下龍之介|愛する気持ちも遺伝すればいいのにね

松下龍之介『一次元の挿し木』|ケイチャンブックス
ケイチャン(サカキ ケイ)

【2026年19冊目】
今回ご紹介する一冊は、
松下龍之介
『一次元の挿し木』です。

【感想】「愛する気持ちも遺伝すればいいのにね」

第23回このミステリーがすごい!グランプリ

4年前に失踪した妹は
200年前に死んでいた!?
科学と謎と人の思いが交差する
遺伝子ミステリーです

DNAに愛は刻まれているのだろうか

妹は死んでいない・・
死んだように生きているのが
大学院生の七瀬悠(はるか)くん
抗うつ剤を飲み、笑うことがない
日々をやり過ごしています

そんな彼に担当教授の石見崎から
DNA鑑定の依頼を受ける
しかしその結果は驚くべきもの
そして人が死に始め、悠の運命は
大きく回りだすんだ

愛する妹はどこにいるのだろうか

「愛する気持ちも遺伝すればいいのにね」

ミステリー好きにはたまらない
デカい謎がドンと提示された本作
200年前の人骨と妹のDNAが
一致とはどういうことなのか?

ヒントは各所に散りばめられています

ストーリに緊迫感を与えるのが
巨大な悪の組織と邪悪な敵です
暗黒面を体現するようなアサシン
牛尾(うしお)さんが怖くて
いい味を出しているんだ

こんな殺され方は絶対に嫌だ!

さてミステリー好きな本読みの方には
物語中盤で200年前の人骨と妹の関係を
なんとなく察することが出来るでしょう
でも終盤でさらなる驚きが待っています

愛する人のためにとる
最良の選択が
自分の幸せにならなくてもいいの・・
切ない結末が後引くエンディングでした

ミステリーって楽しいですよね

あなたは妹がどこにいるかいつ気が付きましたか?

作品紹介(出版社より)

2025年 第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作

二百年前の人骨のDNAが

四年前に失踪した妹のものと一致!?

ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝人類学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく――。

作品データ

タイトル:『一次元の挿し木』
著者:松下龍之介
出版社:宝島社
発売日:2025/2/5

作家紹介

松下龍之介(まつした・りゅうのすけ)

東京都江戸川区出身。 茨城県牛久市在住。
千葉工業大学大学院工学研究科修士課程を修了。
現在は電機システム事業を扱う会社で、火力発電所や製鉄所向けの高圧ポンプの設計や技術提案に携わっている。

松下龍之介 の作品

一次元の挿し木』 2025/2/5

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
ABOUT ME
ケイチャン
ケイチャン
サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。食べることが大好きな僕が撮影している「本のある日常風景」と共に、本の紹介と感想のブログをお楽しみください!オススメの本は?この本気になるけど面白い?…など、読む本に迷った方への参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」【ケイチャンブックス】よろしくお願いします!一緒に読書を楽しみましょう!!
Recommend
こちらの本もオススメです
記事URLをコピーしました