【感想】『特許やぶりの女王』南原詠|落としどころは探るのではなく、作るもの!

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特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来|南原詠

ケイチャン

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【2022年77冊目】

今回ご紹介する一冊は、

南原詠 著

『特許やぶりの女王』です。

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【感想】「落としどころは探るのではなく、作るもの!」

2022年このミステリーがすごい大賞作

みなさんはVTuberはお好きですか?
恥ずかしながらオッちゃんの僕は、よく知りませんでした
ボーカロイドの進化系?くらいの印象でしたね

さて主人公の大鳳未来(おおとり みらい)は
防衛専門の特許法律事務所を経営する弁理士です
あまり馴染みのない単語が並びますが
特許権で訴えられた人を守る、そんな人です

「落としどころは探るのではなく、作るもの!」

歌って殴れる(格闘技が得意ww)VTuber・天ノ川トリィが
特許侵害で活動休止の危機に!
調べれば調べるほどに不利な材料しかない
必敗の状況に対して、未来はどう立ち向かうのか?

ちょうど『ゆっくり茶番劇 商標登録騒動』があって
商標権に興味があったところに読んだ本で、勉強になりました
本作は特許権ということで少し違うところもありますが
早いもん勝ちってところは同じですね

調査するうちに、この特許権を取得する際に不自然な動きが
あったことに気が付く未来
鉄壁な権利を破るヒントがここにある!
天性の閃きと、縦横無尽な行動力で、圧倒的不利を突破せよ!

若い女の子が、傲慢なオッちゃん・お爺ちゃんを
コテンパンにやり込めるとゆー爽快な結末に
あなたの気分もスカッとすることでしょう

そして僕もピコンと閃いて
未来に爆上げしそうな特許を取ってやりたいと
欲深くも、そう思ってしまいました笑

作品紹介(出版社より)


特許権を盾に企業から巨額の賠償金をせしめていた凄腕の女性弁理士・大鳳おおとり未来みらいが、
今度は「特許権侵害を警告された企業を守る」ことを専門とする特許法律事務所を立ち上げた。
今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され、活動停止を迫られる人気VTuber。
奔走するも追い込まれた未来は、いちかばちかの秘策に打って出る。
特許のスペシャリスト・弁理士の豪腕が炸裂する!

知的財産の権利を守る“弁理士”とは?

弁理士とは、特許権や商標権などで広く知られる「知的財産権」に関する専門家で、個人発明家や企業に代わって知的財産の申請や保護をするのが仕事です。弁理士試験の合格率はわずか一桁で、文系の司法試験に並ぶ理系の最難関の国家資格ともいわれています。
「発明を生かすも殺すも弁理士次第」といわれており、権利の書き方ひとつとっても様々なコツがあります。発明や技術がすごくても、そのことをきちんと理解していない人が書くと、取得した権利がとんでもないものだったということも起きてしまいます。

作品データ

タイトル:『特許やぶりの女王』
著者:南原詠
出版社:宝島社
発売日:2022/1/7

作家紹介

南原 詠(なんばら・えい)

1980年生まれ、東京都目黒区出身。
東京工業大学大学院修士課程修了。元エンジニア。現在は企業内弁理士として勤務。
2021年10月、『バーチャリティ・フォール』(応募時タイトル)で宝島社主催第20回『このミステリーがすごい!』 大賞の大賞受賞、『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』でデビュー。

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南原 詠の作品紹介

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』(2022/1/7)

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