【感想】『マスカレード・ゲーム』東野圭吾|仮面に隠した本当の表情を見せて

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魔女と過ごした七日間|東野圭吾

ケイチャン

ケイチャン

【2022年84冊目】

今回ご紹介する一冊は、

東野圭吾 著

『マスカレード・ゲーム』です。

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【感想】「仮面に隠した本当の表情を見せて」

高級ホテルを舞台とするエンタメ・ミステリー

3人の男が刺殺された
共通するのは人を殺めた過去を持つ犯罪者であったこと
当然疑われるのは被害者遺族たち
しかし共通する接点が見つからない・・

そんな被害者遺族たちが続々とある場所に集まりだした
場所はもちろんホテル・コルテシア東京
遺族たちが偶然に集まる?そんなことあるわけない
事件が起こるのは必然!こうなったら潜入捜査だ

こうして新田警部は再びホテルの制服に身を包むのだった

「仮面に隠した本当の表情を見せて」

犯罪被害者たちのバックボーンが明かされてくるにつれ
親や子を理不尽に失った悲しみに、心が苦しくなります
終わらない痛み

そしてこの作品の魅力の一つは、生き生きと働くホテルスタッフの姿でしょう
新田の相棒となる山岸さんを始め、自分の仕事に責任を持ち
職場を誇りと思う気持ちが素敵です

また新しく登場した女性刑事の梓警部もいい味を出してます
犯人逮捕の為には、盗聴も盗撮も辞さない暴走気味なキツめの性格で
新田や山岸さんとバチバチとやり合う緊張感にハラハラしちゃいます
この仕事愛による三角関係も読みどころです

そしてクライマックスはクリスマスの夜
それぞれが仮面を被り、本当を隠したなかで
いよいよ明かされる真実はきっと
あなたの予想のナナメ上を行くことでしょう

いやあ、さすが東野圭吾は面白い
ミステリーを書かせたらもう、達人の領域ですね
登場シーンからは予想つかない、犯人の苦悩に
あなたもきっと驚きます!

作品紹介(出版社より)


解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。
累計495万部突破シリーズ、総決算!

作品データ

タイトル:『マスカレード・ゲーム』
著者:東野圭吾
出版社:集英社
発売日:2022/4/20

作家紹介

東野 圭吾(ひがしの・けいご)

1958年大阪府生まれ。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。
1999年『秘密』で、第52回日本推理作家協会賞を受賞。
2006年には『容疑者Xの献身』で、第134回直木賞を受賞した。
他著に、『超・殺人事件』『白夜行』『手紙』『赤い指』など多数。

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