ケイチャン
【2022年156冊目】
今回ご紹介する一冊は、
結城真一郎 著
『#真相をお話しします』です。
もくじ
【感想】「救いようのない展開に、グッタリしちゃうよ笑」
ありえそうだけどやっぱりおかしい
そんな設定での5つのミステリー短編集です
みなさんはワイドショーはお好き?
好奇心を刺激するタイトル
下世話な好奇心を満たす内容
知りたいという欲望の万華鏡
お受験
援助交際殺人
精子提供
不倫
YouTube
と最新のネタで興味を引き
司会者が落ちを付けて
最後はきっちり締める
そんな気持ち良さ
本作はそんなワイドショーのようでした
スピード感ある展開で
勢いよく進む展開が気持ち良い
そして徐々に違和感が形を結んで
予想外の結末となります
予想を裏切られるって
快感だよね笑
残酷な結果で終わるところも
ワイドショーっぽいな~
と感じました
みなさんの好奇心も
きっと満たされますよ
作品紹介(出版社より)
子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。日本の〈いま〉とミステリが禁断の融合! 緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。日本推理作家協会賞受賞作を含む、痺れる五篇。
作品データ
タイトル:『#真相をお話しします』
著者:結城真一郎
出版社:新潮社
発売日:2022/6/30
作家紹介
結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。
2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。同年、「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。
2021年には「#拡散希望」で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、3冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される。
結城真一郎の作品紹介
『名もなき星の哀歌』(2019年1月)
『プロジェクト・インソムニア』(2020年7月)
『救国ゲーム』(2021年10月)
『#真相をお話しします』(2022年5月)