ミステリー

【本の感想】『エディシオン・クリティーク』高田大介|知的の渦に呑まれる、愉悦

高田大介『エディシオン・クリティーク』|ケイチャンブックス
ケイチャン(サカキ ケイ)

【2026年4冊目】

今回ご紹介する一冊は、

高田大介 著

『エディシオン・クリティーク』です。

【感想】「知的の渦に呑まれる、愉悦」

文献ミステリー

書物の中は知的好奇心をそそる
謎に満ち満ちている!
元夫婦が挑む、難解だが
愉快な本の迷宮の物語です

言語の海にダイブしましょww

編集者の真理(まり)ちゃんと
文献学者の修理(しゅり)さんは
元夫婦の間柄ですが
元義理母と仲良い真理さんは
嵯峨野家に足繁く通ってます

離婚しても仲が良いのはいいのか?悪いのか?

3話の中編が納められていて
文献学・言語学に関係した
問題を修理さんが解決してゆく
というかんじで展開します

さて今回はどんな謎が待っているのでしょうか?

「知的の渦に呑まれる、愉悦」

もはや文献・言語オタクと言って
過言ではない専門用語と知識に
ドドーンと津波のごとく襲われます

・・ふふふ、なんだか全然わからんぜww

だが難解で嫌になっちゃう、と
ならないのが2人の主人公の
真理ちゃんと修理さんの
息の合った(元)夫婦漫才的な
やりとりです

おもろ過ぎるんだが笑

文献・言語のパートで
難解過ぎる!となったとこで
夫婦漫才のパートで
愉快過ぎる!となるギャップが
本書の読みどころです←ホントか?笑

他の登場人物もキャラが立っていて
楽しい登場人物たちとのやりとりや
美味しそうな料理シーンの描写など
本筋以外のパートも楽しめます

奇書・怪書、ヴォイニッチ写本の謎!

第3話で登場するのが有名な
何が書いてあるのかわからない
誰も読むことが出来ない
ヴォイニッチ写本です

僕も興味がありました!

2人とその仲間たちが考察する
ヴォイニッチ写本の謎は
ドキドキするほど面白く
ワクワクが止まりませんでした

なるほど、そうかも知れないな!

修理さんが推測する、答えに僕は納得してしまいましたが
あなたはどう思いますか?

作品紹介(出版社より)

「図書館の魔女」著者の知的探索ミステリー

襖の裏紙に書きつけられた、奇妙な「天狗のお告げ」。
町外れの古書店で見つけた、上下さかさまに記された一枚の紙切れ。
家族会議から始まった、解読不能の古文書「ヴォイニッチ写本」探訪の旅。

浮世離れのディレッタントにかかれば、
一葉の紙片は秘密を語る宝石箱になる。

作品データ

タイトル:『エディシオン・クリティーク』
著者:高田大介
出版社:文藝春秋
発売日:2025/11/26

作家紹介

高田大介(たかだ・だいすけ)

1968 年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
早大、東京藝大などで講師を務めたのち渡仏。専門分野は印欧語比較文法・対照言語学。
『図書館の魔女』で第45 回メフィスト賞を受賞。
他の著書に『図書館の魔女 烏の伝言』『図書館の魔女 高い塔の童心』などがある。

高田大介の作品紹介

・図書館の魔女シリーズ

『まほり』2019/10/2
『記憶の対位法』2025/4/30
『記憶の対位法』2025/4/30
エディシオン・クリティーク』2025/11/26

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
ABOUT ME
ケイチャン
ケイチャン
サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。食べることが大好きな僕が撮影している「本のある日常風景」と共に、本の紹介と感想のブログをお楽しみください!オススメの本は?この本気になるけど面白い?…など、読む本に迷った方への参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」【ケイチャンブックス】よろしくお願いします!一緒に読書を楽しみましょう!!
Recommend
こちらの本もオススメです
記事URLをコピーしました