ケイチャン
今回ご紹介する一冊は、
貫井徳郎 著
『邯鄲の島遥かなり 中』 です。
もくじ
【感想】 「それぞれ活躍し懸命に生を繋いでいます」
大正期となり
漁労だった主産業が
工業化を遂げ
島民の生活も様変わりしました
興味深い
美貌の麗人イチマツの末裔たちは
選挙に立つもの
会社を経営するもの
役人として島を守るもの
そう、父祖たちから受け継ぎ
今を生きる僕たちと同じように
そして迎える昭和の世界大戦
僻地の島でも戦火は免れなかった!
作品紹介(出版社より)
栄えつつある神生島に、容赦なく戦争の足音が近づく。島の一族の百五十年を描く驚異の大河小説、波乱の第二巻! 一ノ屋の流れを汲む一橋産業は隆盛を誇り、島の人々の暮らしも少しずつ豊かになっていた。初の男子普通選挙が行なわれ、曰くありげな少女が一橋家を訪れる。火口への投身心中の流行を奇貨に、本土からの観光客も増えた。そうした人々の営みと繁栄の裏側で、平和な島にも戦争が影を落とし始めていた――。三ヵ月連続刊行、激動の第二幕へ。
作品データ
タイトル:『邯鄲の島遥かなり・中巻』
著:貫井徳郎
出版社:新潮社
発売日:2021/9/28
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