ケイチャン
【2023年22冊目】
今回ご紹介する一冊は、
野中信二 著
『徳川家康と三河家臣団』です。
もくじ
【感想】「主君は変容する」
弱小領主から天下人へ
徳川家康と苦難を共にした
家臣たちから見た
天下統一の物語です
僕の住む街の岡崎市は今
2人の天下人(1つはグループ)で
盛り上がっています
1つはユーチューバー界の覇者
東海オンエア
全国からロケ先に聖地巡礼があり
大変な騒ぎです
そしてもう1人が
NHK大河ドラマで再クローズアップ
徳川家康です
こちらは岡崎城をリニューアルし
大河ドラマ館なるものを建設し
行政主体でヤル気まんたんです
みなさんも1度岡崎に
訪れてはいかがですか?
母とは生き別れ
父は暗殺されて
そして自分は
人質の身・・
幼少から青年時代の家康は
弱小領主としての
艱難辛苦を舐めつくす
ようでした
そんな彼を支えたのが・・
家臣団です
石川数正
酒井忠次
本田忠勝
榊原康政
井伊直政
主君を𠮟咤激励し
仲間内でケンカさながらの
議論を戦わせ
1手間違えたら『滅亡』の
戦国を生き抜く
運命の転機『桶狭間の戦い』で
独立を回復した徳川家康だが
忍耐の日々はまだまだ続く
武田信玄にボコボコやられ
織田信長に長男を殺され
豊臣秀吉に故地を追われる
絶対に間違えることの出来ない
サバイバルゲームを続けるうちに
家康は変わる
慎重に、図太く、したたかに
そして彼に従う家臣団も
頑固一徹、戦場働き第一の
三河の田舎侍では
やっていけない
広い視野とバランスを持った
天下を伺う人の
家臣団にならねばならない!
よく戦国時代の主君と家臣は
現代の会社と比較されますが
やはり共通することは
たくさんありますね
主君を支え
なおかつ
自分の生活も
支えねばならない
それぞれが自分の役割を果たし
一致団結することが
成功する組織の
秘訣なのでしょう
作品紹介(出版社より)
2023年大河ドラマ主人公!無類の団結力で天下を取った男達!
戦国最後の勝者、徳川家康。
小領主からのし上がったその道のりは苦難の連続であった。
領内の一揆、武田信玄の来襲、本能寺の変後の大坂からの脱出等の様々な危機は、
主君に忠実な家臣達なしには乗り越えられなかった。
石川数正、酒井忠次、本多忠勝ら、時代の荒波の中を共に駆け抜けてきた多士済々な三河家臣団。
家康と彼らの激動の日々を、男達の深い絆を軸に描いた傑作長編小説。
作品データ
タイトル:『徳川家康と三河家臣団』
著者:野中信二
出版社:学陽書房
発売日:2022/12/9
作家紹介
野中信二(のなか・しんじ)
1952年、姫路市生まれ。
岐阜大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院耳鼻咽喉科教室に入局。大阪北野病院に勤務し、その後姫路市にて耳鼻咽喉科を開業する。
主な著書、『籠城』『軍師 黒田官兵衛』(人物文庫)『高杉晋作』など。
野中信二の作品紹介
『晋作挙兵す』(1997/12/1)
『西国城主 』(2014/11/28)
『軍師・黒田官兵衛』 (2015/9/25)
『高杉晋作 』(2010/8/27)
『籠城』(2012/12/11)
『軍師 黒田官兵衛』(2013/3/9)
『長州藩人物列伝』(2014/10/2)
『真田信繁』(2015/10/2)
『直虎と直政』(2016/8/4)
『闘将 島津義弘』(2018/8/10)
『本多忠勝』(2018/9/3)
『義将 石田三成』(2020/4/27)
『武田信玄と四天王』(2021/12/21)
『徳川家康と三河家臣団』(2022/12/9)