【感想】『徳川十六将 伝説と実態』菊地浩之|定年退職まで働くのは大変なこと

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徳川十六将 伝説と実態|菊地浩之

ケイチャン

ケイチャン

【2023年23冊目】

今回ご紹介する一冊は、

菊地浩之 著

『徳川十六将 伝説と実態』です。

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【感想】「定年退職まで働くのは大変なこと」

歴史解説新書

仏画のように
あるいは曼荼羅のように
主君の徳川家康を守護するように
武将たちが描かれた『徳川十六将図』

その十六将の成立と選定基準と
彼らの業績についての本です

家臣はどう生きたのか?

織田信長
豊臣秀吉
徳川家康
戦国大名の領主のみスポットが
当てられ気味ですが
後世に残る武勲は
主君ひとりの活躍では
当然ありません

手足となり戦った
家臣の活躍が大きい

本書は十六将の成立について
また個々の武将の生涯について
作者の考察を交えて
丁寧に説明されます

「定年退職まで働くのは大変なこと」

戦国大名に就職するって
現代のブラック企業も
びっくりの職業だと
思いませんか笑

16人に選ばれるくらいなので
『徳川商店』に新卒入社し
定年退職まで勤め上げた武将が
大半でした

でも中には
中途採用や
転職組など
なかなか多彩な人間ドラマが
展開してて興味深く読めました

作者の見解では
『徳川十六将』の成立には
渡辺守綱(わたなべ もりつな)が
関わっているとのこと

長く徳川家康の親衛隊隊長のような
ポジションにあり
『現場(戦場)の人』だったようです
現代のトヨタ自動車もそうですが
三河人は今も昔も現場第一主義なんですね笑

そんなわけで
どれだけ大封を得た大名になったか
と同じぐらい
どれだけ現場(戦場で)活躍したか
が重要視されているようです

なるほどね

十六将のその後
子孫の様子も書かれており
こちらも興味深く読めました

大半の人がそうであるように
社長でなく
社員の物語に
サラリーマンの自分と
重ね合わせながら思いました

どんなに給料が良くても
定時で帰れる会社に勤めたい、と笑

作品紹介(出版社より)

2023年大河ドラマ「どうする家康」で注目。「最強家臣団」の実力とは?

多くの優秀な部将を抱えたことで有名な徳川家臣団。そのなかでも側近として家康に仕え、江戸幕府の樹立に功績を残した酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政の四天王に、服部半蔵・渡辺守綱など12人を加えた部将たちは「徳川十六将」と呼ばれ、絵画にも描かれてきた。彼らはどんな人物だったのか。従来のイメージを覆す逸話を紹介しながら、「戦国最強家臣団」の実像に迫る!

作品データ

タイトル:『徳川十六将 伝説と実態』
著者:菊地浩之
出版社:KADOKAWA
発売日:2022/12/9

作家紹介

菊地浩之(きくち・ひろゆき)

1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。
勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。
2005-2006年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。
2006年、國學院大學博士(経済学)号を取得。

菊地浩之の作品紹介

『企業集団の形成と解体―社長会の研究 』(2005/11/01)
『役員ネットワークからみる企業相関図 』(2006/12/01 )
『図解 損害保険システムの基礎知識』 (2012/12/01)
『新書718 47都道府県別 日本の地方財閥』 
『図ですぐわかる! 日本100大企業の系譜』 (2013/12/27)
『図ですぐわかる! 日本100大企業の系譜2』   (2014/06/27)
『絶対内定! するための 企業研究 日本の200社 』(2014/07/11)
『新書764日本の長者番付』 (2015/02/13)
『図解 合併・再編でわかる日本の金融業界: メガバンク・メガ生損保・3大証券の興亡 』(2015/07/24)
『徳川家臣団の謎 』(2016/09/28)
『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(2017/06/23)
『三菱グループの研究  』(2017/05/02)
『三井グループの研究 』(2017/10/04)
『住友グループの研究 』(2017/11/02)
『織田家臣団の謎 』(2018/02/22)
『最新版 日本の15大財閥 』(2019/03/09)
『織田家臣団の系図 』(2019/09/07)
『豊臣家臣団の系図 』(2019/11/09)
『日本のエリート家系: 100家の系図を繋げてみました』(2021/09/06)
『徳川家臣団の系図』(2020/01/10)
『徳川十六将 伝説と実態 』(2022/12/09)
『義将 石田三成』(2020/4/27)
『武田信玄と四天王』(2021/12/21)
徳川家康と三河家臣団』(2022/12/9)

…など多数



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