【感想】『プリズム』ソン・ウォンピョン|自分ばかりを気にしてないで、相手をちゃんと見て!

318 views
プリズム|ソン・ウォンピョン

ケイチャン

ケイチャン

【2022年124冊目】
今回ご紹介する一冊は、
ソン・ウォンピョン 著
『プリズム』です。

PR

【感想】「自分ばかりを気にしてないで、相手をちゃんと見て!」

韓流恋愛小説

コロナ禍直前の韓国を舞台とした
4人の男女の恋愛模様を描く
恋愛グラフティーです
こりゃドキドキだぜ

恋はするものではない、落ちるものだ

ひとめぼれって、皆さんは経験したことがありますか?
あの時見たあの人が忘れられない・・
何度も思い返して記憶はさらに強化される
ありますよね!

一目見た時から気になってしょうがない
街の片隅、死角のような場所でコーヒータイムを楽しむ
イェジンとドウォン
このままイイ感じで恋愛関係に発展するかと思いきや
かつてドウォンと交際寸前まで行ったジェインと
イェジンに惚れたことを気が付かないホゲの登場で
複雑な四角関係が勃発!
さあ恋の行方はどこに?

「自分ばかりを気にしてないで、相手をちゃんと見て!」

寂しさに耐えれずすぐに次の恋人を作ってしまう、イェジン
孤独を愛しなかなか心を開かない、ドウォン
母や元夫との距離感がおかしい、ジェイン
自分は危ない奴だと思ってる、ホゲ

不完全で不器用な4人が織りなす恋愛模様に
お前らしっかりしろよなー、と思いつつも
ダメな彼らに親近感を持ちました
だって僕もダメな奴だもん笑

本書の良いところは
恋愛のキラキラした部分ではなく
どちらかと言うと負の要素を
丁寧に描いているところだと思います

思い余って告げ口しちゃう、イェジン
思い込みで関係を壊してしまう、ドウォン
素直になれない、ジェイン
秘密を漏らす、ホゲ

ダメな自分と向き合って
成長してゆく彼らを
応援したくなります

韓流ドラマを思わすような
彼らのオシャレで都会的なソウルでの生活や
SNSが発達した現代韓国の恋愛事情も
興味を引いて楽しく読めます

地球は恋愛のチカラで周っている
あなたも輝くような恋愛を
していますか?

作品紹介(出版社より)

この恋が永遠でないことを知っている。
けれど感じることができるのは現在だけだ。

『アーモンド』『三十の反撃』の著者が贈る、
四人の男女の、揺れ動く心の移ろいを繊細に描いた、大人の恋の物語。

ひとつの恋が終わると、すぐに次の「愛する人」を見つけてしまうイェジン。 「いい人」とよく言われるものの、他人と一定の距離を保つドウォン。離婚した元夫と、不毛な逢瀬を重ねつづけるジェイン。自らを危険人物とみなし、恋愛とは無縁な人生を歩んできたホゲ。
同じ建物で働くイェジンとドウォンは、休憩時間に互いを知るようになり、ジェインのベーカリーでアルバイトをするホゲは、オフ会でイェジンと知り合った。偶然四人が出会ったとき、ドウォンとジェインが十年ぶりの再会を果たし…。

「普通の恋愛小説とは違うものにしたかった。ナイーブな失敗を重ねて迷いながら成長していこうとする、不安な若さを描きたかった」
――ソン・ウォンピョン

過去の傷や闇を抱えた四人の男女が、人との出会いを通して自分を見つめ直し、成長してゆく姿を繊細に描いた、大人のための恋愛小説。

作品データ

タイトル:『プリズム』
著者:ソン・ウォンピョン
出版社:祥伝社
発売日:2022/7/12

作家紹介

ソン・ウォンピョン  (ソン ウォンピョン)  

ソウル生まれ。西江大学で社会学と哲学を学び、韓国映画アカデミーで映画演出を専攻。
多数の短編映画の脚本、演出を手掛け、「シネ21映画評論賞」、「科学技術創作文芸・シナリオシノプシス部門」を受賞。2020年には長編映画監督作品『侵入者』(邦題『食われる家族』) が公開された。
2017年、文壇デビュー作となった長編小説 『アーモンド』で第10回チャンビ青少年文学賞を受賞。
2017年、『三十の反撃』で 第5回済州4・3平和文学賞を受賞。
2020年、邦訳版『アーモンド』(矢島暁子訳)で本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞。
2022年、邦訳版『三十の反撃』(矢島暁子訳)で本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞。
他に、 短編小説集 「他人の家』、児童書『威風堂々キツネの尻尾』がある。

ソン・ウォンピョンの作品紹介

『アーモンド』2019/7/11
『82年生まれ、キム・ジヨン』 2018/12/7
『三十の反撃』2021/10/18
『トロナお別れ事務所』2021/12/10
『威風堂々キツネのしっぽ 1~2巻セット』2022/6/1
プリズム』2022/7/12

PR
カテゴリー:
関連記事