ケイチャン
今回ご紹介する一冊は、
一穂ミチ 著
『スモールワールズ』 です。
もくじ
【感想】「穴の開いた道を歩く」
日常にわだかまる暗闇に気付くと
ぎょっとすることがあるでしょう
そんな物語たち
薄暗い夜を何の気なしに歩む
ぽっかりと空いた不運という
奈落の穴を掠めているのに・・
それが私たちの人生なのかも知れません
2編目の「魔王の帰還」にある
気合負けって言葉に
ふんふんと分かる気がしました
作品紹介(出版社より)
【第165回直木賞候補作】
読売新聞、日経新聞、本の雑誌……各紙書評で絶賛の声続々!
「驚きの完成度!」――瀧井朝世さん(『スモールワールズ』公式HP書評より)
「BL界の鬼才恐るべし」――北上次郎さん(日本経済新聞 5月6日書評より)
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
作品データ
タイトル:『スモールワールズ』
著:一穂ミチ
出版社:講談社
発売日:2021/4/22
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