【本の感想】『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ|謎の香りはちょっとした気づきから

2025年50冊目】
今回ご紹介する一冊は、
土屋うさぎ 著
『謎の香りはパン屋から』です。
【感想】「謎の香りはちょっとした気づきから」
大阪のパン屋さんでのアルバイトは
謎解きのミステリー!?
おいしいパンとバイト先の交流を描く
日常系焼きたてほやほやミステリーです

香ばしいパンの香に、うっとり・・
東京から大阪にやってきた
大学1年生の小春(こはる)ちゃん
(おそらく大阪大学の)文学部1年生です
夢は漫画家になることで日夜
応募作品を熱心に描いています
そんな小春ちゃんのアルバイト先は
こだわりのパン屋『ノスティモ』です
パンをこねて焼いて並べて忙しく
でもバイト仲間と楽しい毎日です
ちょっといい加減だけど突破力ある
ラメ入りアイシャドウのレナ先輩
ちゃんとしてるけど言えない秘密を持つ
工学部女子の紗都美(さとみ)ちゃん
キャラの立ったバイトメンバーとの
やりとりが読んでいて楽しい
漫画を描くために培った観察力と
愉快なバイト仲間たちの協力で
事件未満の『困りごと』を解決する

人の死なないミステリーは安心して読めるから僕は好きですね

謎の『パン哲学』を語る店長やパンに関する豆知識なども
楽しくほっこり脱力して読み進めれるちょうどいいミステリーでした

学生時代のバイトって記憶に残る楽しい思い出ですよね
あなたはどんなバイトでそこでどんな仲間に出会いましたか?
作品紹介(出版社より)
謎はクロワッサンのように折り重なり、カレーパンのように刺激的!パン屋さんでの〈日常の謎〉を解く“美味しい”ミステリー
大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉(ギリシャ語で「美味しい」という意味)でアルバイトをしている大学一年生の市倉小春。
そこに持ちこまれる数々の謎を解決する小春の推理と活躍! 焼きたてのパンの香り漂う〈日常の謎〉連作ミステリー!
作品データ
タイトル:『謎の香りはパン屋から』
著者:土屋うさぎ
出版社:宝島社
発売日:2025/1/10
作家紹介
土屋うさぎ(つちや・うさぎ)
1998年8月、大阪府箕面市生まれ、東京都府中市育ち。大阪大学工学部応用理工学科中退。現在は漫画アシスタント兼漫画家。
2023年『あぁ、我らのガールズバー』で集英社・第98回赤塚賞準入選。同年、『見つけて君の好きな人』で小学館・「創作百合」漫画賞佳作。
2024年『文系のきみ、理系のあなた』で一迅社・第30回百合姫コミック大賞翡翠賞受賞。同年、第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。
2024年『謎の香りはパン屋から』で小説家デビュー
土屋うさぎの作品紹介
『謎の香りはパン屋から』2025/1/10

