【感想】『熱風団地』大沢在昌|中年の希望の星ですね

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大沢在昌『熱風団地』

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

大沢在昌 著
『熱風団地』です。

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【感想】「中年の希望の星ですね」

翻訳アプリと
外国人ガイドに
仕事を奪われつつある
通訳兼ガイドの 佐抜(さぬき)

思わぬ依頼は

家出した王子を探して欲しい

それは冒険への誘い

元女子プロレスラー「レッドパンサー」
と向かうは、通称「アジア団地」

そこは日本の異国
時空を超えた、九龍城

そこで2人は
国際諜報戦に巻き込まれるのであった!

おじさん佐抜が
ドンドン剥けて
逞しく立ち回ってゆく姿がよい

「中年の希望の星ですね」

作品紹介(出版社より)

フリーの観光ガイド佐抜克郎は、外務省関係者から東南アジアの小国“ベサール”の王子を捜してほしいと依頼を受ける。軍事クーデターをきっかけに王族の一部が日本に逃れていたのだ。佐抜は“あがり症”だが、ベサール語という特技があった。相棒として紹介された元女子プロレスラーのヒナとともに、佐抜は王子の行方を求めて多国籍の外国人が暮らす「アジア団地」に足を踏み入れる。ベサールの民主化を警戒する外国勢力や日和見を決め込む外務省に翻弄されながらも、佐抜は大きな決断の舞台に近づいてゆく――。

作品データ

タイトル:『熱風団地』
著者:大沢在昌
出版社:KADOKAWA
発売日:2021/8/30