【感想】『采女の怨霊 小余綾俊輔の不在講義』高田崇史|悲恋の采女とはいったい誰だったのか

470 views
采女の怨霊―小余綾俊輔の不在講義―|高田崇史

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

高田崇史

『采女の怨霊 小余綾俊輔の不在講義』です。

PR

【感想】 「悲恋の采女とはいったい誰だったのか」

古代史ミステリー

壬申の乱と聞いて
大海人皇子VS大友皇子か!
とすぐに分かる方は
相当な歴史好きですね

本作は壬申の乱から
藤原氏の摂関政治あたりまでの
常識に新しい解釈の光を当てる
古代史ミステリーです

「悲恋の采女とはいったい誰だったのか」

きっかけは奈良の『采女まつり』
猿沢池に2隻の船を出し
古代の王朝絵巻のような
雅な祭典が執り行われるのだが・・
この祭り、どこかおかしい!?

疑問を抱いた編集者の加藤橙子は
大学の研究者、堀越誠也とともに
奈良・京都を駆ける
古代の謎を解き明かすために!

全編に渡って
歴史の講釈が脈々となされるので
歴史に興味ない方は無理ですね笑笑
歴史大好きな方のみ
オススメいたします

そう、僕はワクワクと読み進めました
やはり壬申の乱前後の歴史は
ダイナミックで好きだなあ
大海人皇子に対する大胆な説には
ええ!そんなことなら天皇家が
ひっくり返っちゃうぢゃん!!
とツッコミながら楽しく読了しました

ところで僕が住む地域には
大友皇子の陵墓と言われる古墳があります
なぜ愛知県に・・謎です
小余綾(こゆるぎ)先生、どういうことなんでしょうか?

歴史はロマンだなって
あなたもそう思いませんか?

作品紹介(出版社より)

謎めいた社、誰のためとも知れぬ祭から、古代史の新たな真実が浮上する! 奈良・猿沢池の畔に鎮座する春日大社の末社。なぜか池に背を向け、普段はひっそりと門を鎖す。年に一度、連綿と続く祭の二日間以外は……。そこに祀られる入水した采女とは誰なのか。異端の民俗学者・小余綾俊輔が采女神社の謎を解き明かす時、壬申の乱から奈良朝に至る歴史の真実が塗り替えられる。長編歴史ミステリー。

作品データ

タイトル:『采女の怨霊 小余綾俊輔の不在講義』
著者:高田崇史
出版社:新潮社
発売日:2021/11/18

電子書籍はこちら↓

作家紹介

高田 崇史(たかだ ・たかふみ)

1958年東京生まれ。 明治薬科大卒。
1998年『QED 百人一首の呪』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。

高田崇史 の作品

『QED』<薬剤師・桑原崇と棚旗奈々のシリーズ>
・百人一首の呪
・六歌仙の暗号
・ベイカー街の問題
・東照宮の怨
・式の密室
・竹取伝説
・龍馬暗殺
・鎌倉の闇
・鬼ノ城伝説
・熊野の残照
・神器封殺
・御霊将門
・河童伝説
・九段坂の春
・諏訪の神霊
・毒草師~QED~
・出雲神伝説
・毒草師~白蛇の洗礼~
・伊勢の曙光
・ホームズの真実
・月夜見
・白山の頻闇
・QED異聞(短編集)
・憂曇華の時

『カンナ』<鴨志田甲斐、中村貴湖、柏木竜之介のシリーズ>
・飛鳥の光臨
・天草の神兵
・吉野の暗闘
・奥州の覇者
・戸隠の殺皆
・鎌倉の血陣
・天満の葬列
・出雲の顕在
・京都の霊前

『神の時空』< 辻曲家と陽一のシリーズ>
・鎌倉の地龍
・倭の水霊
・貴船の沢鬼
・三輪の山祇
・厳島の烈風
・伏見稲荷の轟雷
・五色不動の猛火
・京の天命
・~前紀~ 女神の功罪

『古事記異聞 』<女子大生・橘樹雅のシリーズ>
・鬼棲む国、出雲
・オロチの郷、奥出雲
・京の怨霊、元出雲
・鬼統べる国、大和出雲