【感想】『類』朝井まかて|風に吹かれるまま、生きることはできないのか・・

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朝井まかて『類』

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

朝井まかて 著
『類』です。

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【感想】「風に吹かれるまま、生きることはできないのか・・」

「何者でもない、森鴎外の子である他は」
文豪、森鷗外の末子、森類(ルイ)の物語です

巨大な父、輝く光に包まれる者は
しかし影もまた、濃く黒く落とすのでしょう

「風に吹かれるまま、生きることはできないのか・・」

高揚する大正期から
荒廃と再生の昭和へ

鴎外の4人の子らを
簡潔ながら温かい文章で綴る長編です

胸が潤うような読後感

作品紹介(出版社より)

【第34回柴田錬三郎賞受賞作】

明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していく――。
昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。
明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。

作品データ

タイトル:『類』
著:朝井まかて
出版社:集英社
発売日:2020/8/26

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