
ケイチャン
【2025年28冊目】
今回ご紹介する一冊は、
誉田哲也 著
『暗黒戦鬼グランダイヴァー』です。
もくじ
【感想】「戦場の鬼に、震えろ!!」
人種も国籍も定かではない
不法移民の『異人』が跋扈する
日本を守る闇の執行人を描く
バトルアクションです
近未来ニッポンは暴力が蔓延し
治安悪化が止まりません
・・それもこれも、ヤツらが悪い
それが『異人』と呼ばれる存在です

ケイチャン
異人って、なーに?
人手不足からの労働力確保のために
集めた外国人たちが不法滞在となり
世代を重ねることで常態化してしまう
言葉も文化も理解できない人たち

ケイチャン
・・現在問題となっている
川口市を連想してしまいました
違法薬物や武器密造の温床であり
異人たちが暴力的であるので
警察も対処しなきゃならない
そこで登場するのが
ダイバースーツ(装甲防護服)です
警察機動隊のダイバースーツ要員、深町
不用意に踏み込んだ異人のアジトで
トラップにはまり絶体絶命のピンチ!
そこに現れたのは
殺気をまとう、漆黒の『鬼』でした
ガイバーの強殖装甲
覚悟のススメの強化外骨格

ケイチャン
漫画ではお馴染みのバトルスーツものを
まさか誉田哲也が書くとは!?

ケイチャン
イメージ的にはハインラインの
『宇宙の戦士』のパワードスーツが、近いかも?笑
もうひとつの主人公ともいうべき
ダイバースーツの格闘戦に
手に汗握ります
警官だって人間だもの
いろいろ、ある!
正義&正論一辺倒の警官でなく
感情を持つ人として動く登場人物たちが
予測不能で魅力的です
ほぼ野獣のように描かれる『異人』たちと
現在問題となっている不法移民問題が重なります

ケイチャン
どの程度リンクしているか僕には分かりませんでしたが
作者が危機意識を持っているのが感じられます
誉田作品らしからぬ
ぶっ飛び具合が驚きの
異色のエンタメ作品

ケイチャン
ダークな世界観に、ワクワクでした!
作品紹介(出版社より)
興奮の近未来ハード警察アクション小説!
麻薬と暴力で荒廃した近未来の東京。警視庁機動制圧隊の深町辰矛は「ダイバースーツ」と呼ばれる装甲防護服に身を包み、反社会的勢力「異人」の生け捕りを任務としていた。
職務中、辰矛は異人グループから襲撃を受けて瀕死の重傷を負い、さらに同僚と恋人を目の前で殺されてしまう。
そんな地獄から辰矛を救ったのは、異人をも凌ぐ暴力で敵を薙ぎ倒す「漆黒のダイバー」。その正体と目的は?
絶望の淵から生還し、復讐のために立ち上がった辰矛。
彼の行く末は正義の執行人か、それともテロリストか――。
作品データ
タイトル:『暗黒戦鬼グランダイヴァー』
著者:誉田哲也
出版社:KADOKAWA
発売日:2024/12/12
作家紹介
誉田哲也(ほんだ・てつや)
1969年東京生まれ。
2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。
2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
警察小説として『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子シリーズ〉、〈ジウ・サーガ〉、青春小説として『武士道シックスティーン』をはじめとする〈武士道シリーズ〉など、幅広いジャンルで話題作を発表し続けている。他の著書に『あなたが愛した記憶』『背中の蜘蛛』『もう、聞こえない』など多数。
誉田哲也の作品紹介
『妖の華』(2003/1)
『アクセス』(2004/1/16)
『吉原暗黒譚』(2004/4)
『春を嫌いになった理由』(2005/1/1)
『疾風ガール』(2005/9/29)
『新装版-ジウI-警視庁特殊犯捜査係』(2005/12)
『ストロベリーナイト』(2006/2/22)
『新装版-ジウII-警視庁特殊急襲部隊』(2006/3)
『新装版-ジウIII-新世界秩序』(2006/8)
『月光』(2006/11/1)
『ソウルケイジ』(2007/3/20)
『武士道シックスティーン』(2007/7/26)
『国境事変』(2007/11/1)
『シンメトリー』(2008/2/21)
『武士道セブンティーン』(2008/7/14)
『ヒトリシズカ』(2008/10/1)
『ガール・ミーツ・ガール』(2009/4)
『武士道エイティーン』(2009/7)
『ハング』(2009/9)
『インビジブルレイン』(2009/11/19)
『主よ、永遠の休息を』(2010/3/20)
『歌舞伎町セブン』(2010/11/1)
『感染遊戯』(2011/3/19)
『レイジ』(2011/7/13)
『ドルチェ』(2011/10)
『あなたの本』(2012/2)
『あなたが愛した記憶』(2012/6/5)
『幸せの条件』(2012/8)
『ブルーマーダー』(2012/11/1)
『ドンナ ビアンカ』(2013/2/1)
『増山超能力師事務所』(2013/7/16)
『Qrosの女』(2013/12/12)
『ケモノの城』(2014/4/18)
『黒い羽』(2014/8/7)
『歌舞伎町ダムド』(2014/9/24)
『インデックス』(2014/11/14)
『武士道ジェネレーション』(2015/7)
『プラージュ』(2015/9/17)
『硝子の太陽N – ノワール』(2016/5/11)
『硝子の太陽R-ルージュ』(2016/5/11)
『増山超能力師大戦争』(2017/6/16)
『ノーマンズランド』(2017/11)
『あの夏、二人のルカ』(2018/4/27)
『ボーダレス』(2018/8)
『歌舞伎町ゲノム』(2019/1/18)
『背中の蜘蛛』(2019/10/16)
『妖の掟』(2020/5/14)
『もう、聞こえない』(2020/8/26)
『オムニバス』(2021/2/23)
『フェイクフィクション』(2021/11/5)
『アクトレス』(2022/1/18)
『妖の絆』(2022/12/13)
『ジウX』2023/06/21
『マリスアングル』2023/10/25
『首木の民』2024/6/19
『暗黒戦鬼グランダイヴァー』2024/12/12