ケイチャン
【2024年154冊目】
今回ご紹介する一冊は、
松岡圭祐 著
『高校事変22』です。
もくじ
【感想】「上級国民にとって恩とは、忘れるもの」
命を張って助けたのに
手のひら返しを受けて
それでもなお日本を
守らなければいけないのか?
反逆者の娘たちを描くバトルアクションです
最狂のテロリスト王、優莉匡太(ゆうり きょうた)
彼の最終目的は『日本社会の崩壊』です
そんな彼が次に思いついた名案が
アメリカで、ロシアで、中国で
無差別テロを敢行する、匡太さん配下の半グレ同盟
当然ながら被害を受けた国々は、激怒します
優莉匡太を捕まえないと、テロ支援国家に指定するぞ!
しかし情けないことながら日本政府の実力では
匡太さん配下の半グレ同盟と戦っても負けてしまう
ケイチャン
・・でもさ、その娘たちには
勝てるんじゃない!?・・
かくして優莉結衣(ゆうり ゆい)他
凛香(りんか)、瑠那(るな)、伊桜里(いおり)
優莉家4異母姉妹たちに、矢幡総理からの
逮捕(もしくは抹殺)作戦が決行されるのでした
いままで散々助けてもらったのに
なんなら矢幡総理など命すら救ってもらったのに
・・国家の一大事ですから~・・と
アッサリと結衣たちを生贄にするのだ
ケイチャン
いやいや、そりゃあ、あんまりじゃない?
そう思ってしまうがゆえに
僕は庶民として生きているのでしょうか?
だが上級国民である政治家やキャリア官僚は
迷いません
ケイチャン
なんだか現実の政治家たちも
やりそうだよね~
と思うのは
僕だけでしょうか
だがアッサリと生贄に捧げられる
優莉家4異母姉妹たちではない
敢然と立ち向かい
敵に大打撃を与えるのだ
今回のライバルは匡太さん配下、最強の女子高生
恩河日登美(おんが ひとみ)ちゃんです
SSクラスの閻魔棒たちを引き連れて
総理大臣以下閣僚たちを、恐怖のどん底へ
叩き落とす
登場当初はクールなようすな日登美ちゃん
ケイチャン
巻数が進むにつれてぶっ壊れてゆく感じが
イイです!
やはり敵役は、ハチャメチャじゃないとねw
逆におとなしくなってしまったのが
悪役令嬢こと、雲英亜樹凪(きら あきな)ちゃん
ケイチャン
瑠那や伊桜里の身を案じるなんて
ホントかな?
EL累次体とムチャクチャやってた頃は
ギラギラと輝いていたのに
匡太の配下になってからは影が薄い
ケイチャン
なんとか悪役ヒロインの座を
奪還してもらいたいものです
恩知らずの国家とは共闘できない
犯罪者の父を憎みながら
自身も反社の武装集団化してゆく
ジレンマに悩みつつも
戦いは止めることはできないんだ
衣服(制服でないキャラが多くなりました)を
返り血に染めて
過酷な運命に敢然と立ち向かう
ケイチャン
堕天使JK(大学生と中退者アリ)たちの戦いは
まだまだ続きます!!
作品紹介(出版社より)
ベストセラーシリーズ、3ヶ月連続刊行!ついに最終章へ。
警察が成果を示すために、優莉匡太の実子である伊桜里を逮捕しようとしていることを亜樹凪から伝えられた瑠那。伊桜里の住む施設を訪ね、3人で警察からの逃亡を図る。一方、日登美たち優莉匡太半グレ同盟は総理官邸の機能を乗っ取ることに成功する。矢幡総理を含む閣僚たちは外部とも連絡が取れず、官邸内で身動きの取れない状況に置かれる。優莉匡太半グレ同盟の狙いとは。矢幡政権に大きな危機が迫る、手に汗握る22巻。
作品データ
タイトル:『高校事変22』
著者:松岡圭祐
出版社:KADOKAWA
発売日:2024/9/24
作家紹介
松岡 圭祐(まつおか・けいすけ)
1968年12月3日、愛知県生まれ。
1997年『催眠』で小説家としてデビュー、ミリオンセラーに。
「催眠」「千里眼」「万能鑑定士Q」の三大シリーズをコンスタントに発表し続け、いずれも大ヒットを記録。大藪春彦賞候補作『千里眼』シリーズは累計628万部を超える人気作となった。
2014年「万能鑑定士Q」シリーズでBOOK☆WALKER文芸賞を受賞。
2019年、『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』が全米で翻訳出版される。近著に『探偵の探偵』『水鏡推理』『ジェームズ・ボンドは来ない』『黄砂の籠城』『ヒトラーの試写室』「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなどがある。
松岡 圭祐の作品紹介
■高校事変シリーズ
■ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論シリーズ
■グアムの探偵シリーズ
■探偵の鑑定シリーズ
■水鏡推理シリーズ
■探偵の探偵シリーズ
■特等添乗員αシリーズ
■万能鑑定士Qシリーズ
■新・千里眼シリーズ
■蒼い瞳とニュアージュリーズ
■マジシャンシリーズ
■千里眼シリーズ
■催眠シリーズ
『水の通う回路 完全版 上(2009/9/20)
『被疑者04の神託 煙 完全版(2009/8/22)
『ミッキーマウスの憂鬱(2008/8/28)
『天使の守護のアリエッタ(2006/8/1)
『霊柩車No.4(2006/10/25)
『人造人間キカイダー The Novel(2013/7/25)
『ジェームズ・ボンドは来ない』(2015/11/25)
『黄砂の籠城 上』(2017/4/14)
『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』(2017/6/15)
『八月十五日に吹く風』(2017/8/9)
『生きている理由』(2017/10/13)
『ヒトラーの試写室』(2017/12/21)
『黄砂の進撃』(2018/3/15)
『義和団の乱 黄砂の籠城・進撃 総集編 』(2018/3/17)
『瑕疵借り』(2018/5/15)
『出身成分』(2022/1/21)
『ミッキーマウスの憂鬱ふたたび』(2021/9/29)
『アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実』(2021/11/20)
『JK』(2022/5/24)
『JK II』(2022/09/21)
『優莉凛香 高校事変 劃篇 』(2022/10/24)
『探偵の探偵 桐嶋颯太の鍵』( 2022/11/22)
『優莉結衣 高校事変 劃篇 』(2023/1/24)
『伊桜里 高校事変 劃篇 』(2023/9/22)
『高校事変17』(2023/11/24)
『JKⅢ』2023/12/22
『高校事変18』(2023/11/24)
『高校事変19』(2024/4/25)
『高校事変20』(2024/7/25)
『高校事変21』(2024/8/23)
『高校事変22』2024/9/24