ケイチャン
【2024年133冊目】
今回ご紹介する一冊は、
穂波了 著
『月面にアームストロングの足跡は存在しない』です。
もくじ
【感想】「俺の命は君のためにある」
6年の歳月をかけた月面での
一大プロジェクトの目的は
・・足跡の捏造だった
月軌道での宇宙事故を描く物語です
宇宙飛行士(アストロノーツ)
みんなが憧れる超難関職種
まさにトップオブザトップ
ケイチャン
命を懸けるに値する
誇り高き職業ですね
プーくん
その仕事が捏造とは・・
アームストロングの月面着陸は
実はウソだったんだ
だからさ、ちょちょいと、
足跡をつけといてよ・・
ケイチャン
イヤイヤ、そんなの出来ないよ!
はるか38万キロの彼方
月軌道で明かされる
秘密ミッションに驚愕する
6人のプロジェクトメンバーたち
どうする!やるの?やらないの?
と大いにモメてしまう
結論の出ないまま
月軌道の宇宙活動を全世界に
向けてライブ配信イベント中に
大事件&事故が発生する
ロシアが足跡のウソを暴露
全世界に激震が走る!
直後にベラルーシ衛星が
月軌道ステーションに激突する!
そして月軌道ステーションも
致命的なダメージを負い
宇宙飛行士が生き延びれるのは
わずか6日となる
この極限状態で
誇り高き宇宙飛行士たちは
なにを思い
どう行動したのだろうか?
宇宙は人間が生きられる場所ではない
あっという間に危機的状況おちいる
6人のメンバーたちに
手に汗握ります
地球帰還のために
彼らがとる行動とは
生き延びる優先順位
を守ることでした
全員での地球帰還は不可能である
この厳しい事実を受け入れて
自分の成すことを成す
ケイチャン
宇宙飛行士が、カッコ良すぎです
極限状態に負けない
宇宙飛行士たちが尊い
誇りを持って死に臨む
ケイチャン
人の尊厳を描く物語でした
作品紹介(出版社より)
地球から約30万km、超極限状態でのサバイバル・ミステリ!
新世紀の月開発プロジェクト「アルテミス5」。同計画のクルーとして月軌道プラットフォームゲートウェイ(LOP-G)に滞在する六人の男女は、NASAから不可解な指令を受ける。曰く「1969年のアポロ11号は月面に着陸していない。この事実を隠蔽するため、アームストロング船長の足跡を捏造して欲しい」というのだ。船長のロバートとヴェテラン宇宙飛行士のジョンは、この指令に「従うべき」という立場をとるが、副船長のサイラスと民間人クルーのキャサリンは「人類への冒とくだ」として強硬に反対する。日本人宇宙飛行士コウタ・イシグロと医師アカネ・モチダは、態度を決めきれない――。船内がバラバラに分裂する中、突如として制御を失った人工衛星がLOP-Gに激突する……!
地球に生還できるのは、誰なのか? 捏造ミッションの真相は、何なのか?
地球から38万km、超極限状況のサバイバル・ミステリ!
作品データ
タイトル:『月面にアームストロングの足跡は存在しない』
著者:穂波了
出版社:KADOKAWA
発売日:2024/8/2
作家紹介
穂波了(ほなみ・りょう)
1980年千葉県生まれ。
2019年『月よりの代弁者』(出版に際して『月の落とし子』に改題)で第9回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。
穂波了の作品
『月の落とし子』2019/11/20
『 売国のテロル』2020/9/17
『裏切りのギフト』2022/7/27
『忍鳥摩季の紳士的な推理』2024/4/17
『月面にアームストロングの足跡は存在しない』2024/8/2