ケイチャン
【2023年27冊目】
今回ご紹介する一冊は、
フランク・フェラン 著
『運命が変えた世界史 下 ベリー公暗殺から人類初の月面着陸まで』です。
もくじ
【感想】「現代と地続きの近代史」
定説にこだわらず
推理力を閃かせて
歴史にスポットを当てる
フランスから見た世界史読本です
副題にベリー公暗殺とあり
え!黒船のペリー提督って暗殺されたの?
とびっくりしましたが
全然違う人でした笑
ベリー公はフランスのブルボン復古王朝の
王太子だったんですね
というわけでフランスを中心とした
歴史について多く語られています
私達は日本人ですから
自然に日本から見た世界史に
慣れ親しんでいます
他国から見た世界史
という視点も興味深く
新鮮な気持ちで読めました
フランス革命から
第一次世界大戦に続き
第二次世界大戦へと常に
激動の中心にあったのがフランスです
厳しい経験の中でも
誇りと矜持、そして
批判精神を失わない
そんなエッセンスを感じました
50年まえに月面着陸した人類ですが
先の大戦を彷彿とさせる
ウクライナ戦争が激しさを増している
歴史が逆行しているように思うのは
僕だけですか?
作品紹介(出版社より)
アレクサンドロス大王の大事業が未完のまま終わった運命に始まり、 ルイ一六世とマリー・アントワネットの結婚、ブリュメー ル一八日のクーデターの不手際。北京の離宮円明園の略奪、ヴェルサイユ条約締結、月面着陸にいたるまで、歴史を揺るがした20の興味深い運命の物語。
作品データ
タイトル:『運命が変えた世界史 下 ベリー公暗殺から人類初の月面着陸まで』
著者:フランク・フェラン
出版社:原書房
発売日:2022/12/16
作家紹介
フランク・フェラン
歴史を専門とする著述家。数多くのベストセラーの著者。
また、15年間にわたってラジオ局ウロップ・アンの名物番組「歴史に斬りこむ」を担当したのち、現在はラジオ・クラシック局の「フランク・フェランが語る」で歴史にかんする蘊蓄をかたむけ、評判をとっている
フランク・フェランの作品
『運命が変えた世界史 上: アレクサンドロス大王からナポレオンまで』(2022年12月)
『運命が変えた世界史 下: ベリー公暗殺から人類初の月面着陸まで』(2022年12月)