【本の感想】『歴史を動かした「決戦」の世界史』伊藤敏|勝者には全てを、敗者には死を

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伊藤敏『歴史を動かした「決戦」の世界史』とナン

ケイチャン

ケイチャン

【2025年78冊目】

今回ご紹介する一冊は、

伊藤敏 著

『歴史を動かした「決戦」の世界史』です。

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【本の感想】「勝者には全てを、敗者には死を」

世界史

歴史を動かす戦争
その中でも「決戦」にスポットを当てた
戦場から読み解く世界史読本です

第3次世界大戦がとうとう、始まってしまう!?

ケイチャン

ケイチャン

この本を読んでいる頃
イスラエルによるイランへの空爆がありました
第5次中東戦争はもう
始まっているのかもしれませんね

これが拡大して世界大戦へ!

ケイチャン

ケイチャン

なんてことにならないと
いいのですが・・

さて本書の副題は
『戦場における「選択」と「決断」』です
勝敗を左右するポイントを明確にして
決戦の意義が描かれてゆく

「勝者には全てを、敗者には死を」

勝敗がクッキリと別れるのは
ドラマチックな展開というもの
野球でもサッカーでも人々は
熱狂してしまう

その集大成が戦争です

古代から現代まで
さまざまな「決戦」から得られる
教訓に、ふんふんと頷いてしまう
実に示唆に富んでいます

所詮は博打なのか?

戦局を左右する
選択と決断
当たれば、勝利
外れれば、敗北
とても恐ろしいことですね

ケイチャン

ケイチャン

戦場には行きたくありません

古今東西の決戦から見る
人間の歴史

ケイチャン

ケイチャン

そんな選択と決断をしなくても
良い時代が来るといいですね

作品紹介(出版社より)

軍事面から歴史を新たに捉え直す入門書です。古代から現代までの歴史において重要な意味を持つ「決戦」を取り上げ、戦争が生じた背景から、戦略・戦術、そして戦後の影響までを解説していきます。個々の戦闘勝敗には、戦術はもちろん兵器や兵站、軍事機構、そして地形や気象など、様々な要素が関わってきます。本書ではそうした戦闘の中で生じた選択肢と指揮官の決断に注目し、戦争の歴史的本質に迫ります。古代エジプトのメギッドの戦いから、現代のスターリングラード、湾岸戦争まで、「殲滅と攪乱」「技術革新」「火砲の登場」「軍事機構の近代化」「総力戦」をサブテーマに読み解いていきます。本書で戦争や軍事面から歴史を眺めてみると、時代の特徴や変化を明敏に読み取れるという利点も感じることができるでしょう。歴史を「再発見」できる軍事史入門とも言える一冊です。

作品データ

タイトル:『歴史を動かした「決戦」の世界史』
著者:伊藤敏
出版社:ベレ出版
発売日:2024/11/20

作家紹介

伊藤敏(いとう・びん)

1988 年、東京都に生まれる。
筑波大学卒業、同大学院にて修士号を取得し、博士後期課程単位取得退学。
高校非常勤講師や塾講師を経て、2019 年より代々木ゼミナール講師として首都圏や北海道などで予備校講師として活動。
板書での図解、なかでも正確無比な地図の描写と、「世界史の理解」を信条とした解説に定評がある。趣味は素描画、喫茶店めぐりなど。
著書に『歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方』(ベレ出版)、『ビジネスエリートが知っておきたい教養としてのヨーロッパ史』がある。

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伊藤敏の作品

『歴史の本質をつかむ「世界史」の読み方』2023/3/24
歴史を動かした「決戦」の世界史』2024/11/20
『大学受験ムビスタ 伊藤のたった10時間で世界史探究 近代~現代+文化史: MOVIE×STUDY』2025/4/3
『大学受験ムビスタ 伊藤のたった10時間で世界史探究 古代~近世: MOVIE×STUDY』2025/4/3
『地図で解く世界史探究 Atlas』2025/7/17