【本の感想】『アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ』代表作から知られざる初期作品、習作まで|アールヌーボーに咲いた華

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『アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ 代表作から知られざる初期作品、習作まで』を読んだ感想とお正月料理

ケイチャン

ケイチャン

【2025年4冊目】

今回ご紹介する一冊は、

『アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ 代表作から知られざる初期作品、習作まで』です。

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【感想】「アールヌーボーに咲いた華」

美術読本

今も人気を博す
アルフォンス・ミュシャの作品
その代表作から習作まで紹介する
美しい作品集です

いつまでも褪せない魅力

華麗な装飾を背景にして
印象的に佇む、美しい女性
アルフォンス・ミュシャの作品は
今も良く目にします

その代表作はもちろん
初期作品や習作を収めてあり
時代ごとの作風の変遷が
わかるようになっています

「アールヌーボーに咲いた華」

さて故国チェコで才能を認められて
芸術の都パリに出てきたミュシャさん
そんな彼を見出したのは
当時のフランスを代表する大女優の
サラ・ベルナールさんです

大抜擢の専属契約

サラ・ベルナールの演劇ポスターで
大評判を呼び、一躍有名となるミュシャ
美の女神のような〈ジスモンダ〉
不穏な運命を予感させる〈メディア〉

ケイチャン

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僕も大好きな作品です

また企業の広告宣伝の作品も
多く手掛けていて
自転車メーカーや菓子製造業の
ポスターや化粧箱装丁も
製品を越えて芸術を感じさせます
とても興味深い

ケイチャン

ケイチャン

書籍『白い像の伝説』の挿絵は
物語の概要も詳しく載せられており
読み物としても面白かったです

ケイチャン

ケイチャン

日本人好みの作風で、ひょっとしたら
アニメに影響を残しているんじゃないか?
とも感じました
親しみが持てますね

アルフォンス・ミュシャの
魅力が詰まった本書

ケイチャン

ケイチャン

ファンのみならず初見の方にも
おススメしたい1冊でした

作品紹介(出版社より)

 アール・ヌーヴォーを代表する画家、ミュシャは日本人好みの作風でいまも高い人気があります。
本書は、没後80周年を機に、世界有数のコレクションを誇る堺 アルフォンス・ミュシャ館の秘蔵の作品を中心とした作品集です。
 ミュシャ作品集はいままでにも多数ありますが、
○堺 アルフォンス・ミュシャ館のみが所蔵する油彩大作「ハーモニー」を掲載
○ポスターから油彩まで、ミュシャの代表作を網羅
○テーマ別にミュシャを解説。ミュシャの理解が深まります
○他の作品集では見ることのできない、ミュシャの初期作品や習作、下絵などを掲載
○完成作品と習作を見比べることができる
○ミュシャ作品約750点を掲載
○初期の傑作童話《白い象の伝説》の挿絵を抄訳とともに紹介
 など、ミュシャファンなら手元に置いておきたい作品集です

作品データ

タイトル:『アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ 代表作から知られざる初期作品、習作まで』
出版社:講談社
発売日:2020/1/27

画家紹介

アルフォンス・ミュシャ Alfons Mucha

アールヌーヴォの頂点を極めた画家、装飾芸術家。
1860年、現在のチェコスロヴァキア・モラヴィア地方で誕生。美術修行を経て、1888年にパリへ渡る。
1894年から伝説の女優サラ・ベルナールのポスターを製作。一躍パリ中に知られるようになる。これをきっかけに演劇、美術展、商品広告のポスターや装飾パネル、リトグラフなどを続々と発表し、大衆の絶大な支持を得る。
宝飾品、家具、彫刻においても芸術性を高く評価される。
1910年、50歳で祖国へ戻る。
国章・切手・紙幣のデザインや、プラハの聖ヴィダ大聖堂のステンドグラスなどを手がける。
18年の歳月をかけ、絵画の代連作「スラヴ叙事詩」を製作。
1939年、終生愛した祖国の首都プラハで79歳の生涯を閉じた。
彼のアートは歳月を超え、世界中の人々を魅了し続けている。



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