【感想】『クジラのおなかに入ったら』松田純佳|クジラのおなかには好奇心が詰まっている!

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クジラのおなかに入ったら|松田 純佳

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

松田純佳 著

『クジラのおなかに入ったら』です。

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【感想】「クジラのおなかには好奇心が詰まっている!」

くじらノンフィクション

みなさんが今いちばん不安に思っていること
それは・・
クジラに飲み込まれたら、どうしよう!?
ですね
(^o^)丿間違いないですねww

短いようでけっこう長い人生
時には洋上を漂流し
がぷんッと巨大なクジラに
飲み込まれることもあるでしょう!

そんな想像をすると
夜もクヨクヨと眠れず
昼もオロオロと動揺しませんか?

本書はそんな時に役立つ
クジラのおなかの中での
サバイバル指南の本では・・ありません
あしからず笑

「クジラのおなかには好奇心が詰まっている!」

ストランディング調査という
言葉を初めて知りました
陸に打ち上がったクジラを
調べることです

著作である松田純佳さんは
鯨類の食生活の調査のため
打ち上がったクジラがあれば
広大な北海道を東奔西走し
調査する日々を送ってます

10メートルを超えるクジラの
食生活をどう調べるのか?

ここで表題の
『クジラのおなかに入ったら』
と、なるわけです
包丁と呼ぶには巨大すぎる
もはやナギナタと言うような
身の丈を超える刃物で
クジラを解体し
胃袋を裂いて
中身を調べるのです

デカい刃物を振るい
クジラに向かう女性・・
凛々しく勇ましいではありませんか!
素敵だ

本書は松田純佳さんが
クジラに興味を持ち
研究をスタートさせる
北海道大学生時代から
クジラにのめり込み
修士課程から博士課程に
進むところ

さらにクジラに生涯を捧げるため
研究者となり
ストランディングネットワーク北海道
という団体を発足した現在までが
描かれます

クジラを調査解体する
様子にはワクワクします
苦労した話もとても面白い

学術を求める熱意にあふれた内容と
まるで友人に話しかけられているような
平易な文章でとても読みやすいです

あなたもきっと
クジラのおなかに
入りたくなる

作品紹介(出版社より)

世界には91種のクジ世界には91種のクジラが存在し、内41種を日本で見ることができます。本書では函館を拠点にストランディング調査(打ち上げられたクジラの調査)を行い、専門の調査機関を設立した著者の歩みを、数々の事件や研究の苦労、発見の喜び、恩師や協力者、後輩とのかかわりを通して紹介します。


もくじ
CHAPTER1 イルカやクジラを研究するということ
CHAPTER2 鯨類研究者への道
CHAPTER3「イカ」の研究者に弟子入り
CHAPTER4 イルカの種類によって餌が違う?
CHAPTER5 まだまだ続くよ研究は
CHAPTER6 ストランディングの研究機関をつくる

作品データ

タイトル:『クジラのおなかに入ったら』
著者:松田純佳
出版社:ナツメ社
発売日:2021/11/16

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作家紹介

松田純佳 (まつだ・あやか)

1988年京都府生まれ。
2017年9月に北海道大学大学院博士課程を修了。博士(水産科学)。
第8回日本学術振興会育志賞を受賞。
東京大学での特任研究員を経て、2018年からは北海道大学においてストランディングした鯨類の研究を続ける。
所属していた研究室の松石教授とともに、ストランディングネットワーク北海道をNPO法人化。現在はその副理事長を務める。

松田純佳の作品

『クジラのおなかに入ったら』(2021年11月)

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