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【感想】『やさしい猫』中島京子|我が国の恥ずべき非情なシステムです

中島京子『やさしい猫』
ケイチャン(サカキ ケイ)

ケイチャン

ケイチャン

今回ご紹介する一冊は、

中島京子 著
『やさしい猫』です。

【感想】「我が国の恥ずべき非情なシステムです」

シングルマザーのミユキさんと
スリランカ人のクマさん

悩み戸惑いつつも期待に溢れた
結婚をしたばかりなのに・・

突然の「逮捕と収監」

冷酷な法律に裂かれた
家族の物語です

名古屋入管のスリランカ女性死亡事件で
クローズアップされつつある
外国人収容問題

「我が国の恥ずべき非情なシステムです」

深刻な事態が続く日常を、しかし
悲喜こもごも
時にコミカルに描く
優しく軽妙な
中島京子の文章が好き

作品紹介(出版社より)

シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、八歳年下の自動車整備士クマさん。
出会って、好きになって、この人とずっと一緒にいたいと願う。当たり前の幸せが奪われたのは、彼がスリランカ出身の外国人だったから。
大きな事件に見舞われた小さな家族を、暖かく見守るように描く長編小説。

作品データ

タイトル:『やさしい猫』
著者:中島京子
出版社:中央公論新社
発売日:2021/8/25

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サラリーマン読書家
年間150冊以上の本(主に小説)を読む、名古屋で働くサラリーマン【ケイチャン】です。食べることが大好きな僕が撮影している「本のある日常風景」と共に、本の紹介と感想のブログをお楽しみください!オススメの本は?この本気になるけど面白い?…など、読む本に迷った方への参考になれば幸いです。好きな言葉は「花には水を、人には愛を!」【ケイチャンブックス】よろしくお願いします!一緒に読書を楽しみましょう!!
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