【本の感想】『クロエとオオエ』有川ひろ|ムフフなラブコメ展開に、身悶えしちゃう!

【2025年108冊目】
今回ご紹介する一冊は、
有川ひろ 著
『クロエとオオエ』 です。
【感想】「ムフフなラブコメ展開に、身悶えしちゃう!」
宝石商の若旦那が恋したのは
奇抜な発想のデザイナー!?
仕事にがんばって、恋にムヒヒな
ユーモア溢れるジュエリー&ラブコメです
大江頼任(よりとき)は老舗宝飾店の御曹司
ゆくゆくは家業の支えとなるそれなりのご令嬢と
お見合いでもして結婚するのが自分の人生と
疑いもせず信じていました
そこに現れたのが彫金職人の黒江彩(クロエあや)
凛とした美人登場にあっけなく恋に落ちるのだ
・・お見合いはどうなった?笑
頼任くんは初めて自分から告白するのだが・・
あえなく玉砕・・したのか?しなかったのか??
ビミョ~な雰囲気のまま、仕事の注文を打ち合わせ
お客様のご要望に2人悩み、挑戦し、評価を得て
お食事したり、水族館に行ったりして・・

オイオイ、オマエらまだ付き合っていないの??笑
交際相手に「僕はお見合い結婚するから」と
馬鹿正直に伝えてしまう頼任くん
誠実も度が過ぎれば、無神経というやつですね
・・ホントはいい奴なんだよ
せっかく高価なプレゼントを貰っても
「趣味じゃないから、いらない」と
断ってしまうクロエちゃん
自分に正直を貫く姿はカッコいいが
プレゼントした方は、困っちゃうよね
そんな趣味が正反対な2人が
タッグを組んでお仕事する様子が
ホントいいかんじ
スキルアップしてゆく姿が、カッコいい
一途な頼任くんのアタックを
くどいくどいと言いつつも
ホントは嬉しそうなクロエちゃん
ああ、もう付き合っちゃえよ、と
何度も突っ込んでしまいます

2人をとりまく仕事仲間も個性豊かでユーモラスで
こんな人間環境で僕も働きたいって思ってしまう
お仕事&恋愛のバランス良く
ユーモア溢れる文章で描く

ニヤニヤが止まらない王道のラブコメでした!

こんなラブコメしてみたいってみなさんもそう思いますよね?

PS.写真のブルーサファイアは
作中に言及あるジャイプールで
いつか好きな人に渡そうと思い
購入したものです笑
作品紹介(出版社より)
お待たせいたしました、ド直球のお仕事ラブコメです。
恋と宝石。
「宝石の価値ってそんなに重要?」
思いがけない彼女の言葉がぼくを心地よく壊す。
当たり前を超えていけ「いや、ごめん要らないわ、これ」
「は!?い、要らないってお前……嵌めてみもせずに!?」
横浜で三大続いた宝石商(ジュエラー)の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。
頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。
作品データ
タイトル:『クロエとオオエ』
著:有川ひろ
出版社:講談社
発売日:2025/6/11
作家紹介
有川ひろ(ありかわ・ひろ)
高知県生まれ。
2004年、第10回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作『塩の街』でデビュー。
続く『空の中』『海の底』で一躍注目を集める。
「図書館戦争」シリーズは本編完結後もアニメ化などで大ブレイクを続け、2010年には『フリーター、家を買う。』がドラマ化、2011年には『阪急電車』が映画化されるなど、その作品は多分野にわたり話題を呼んでいる。
「ダ・ヴィンチ」(2012年1月号)〈BOOK OF THE YEAR 2011 総合編〉で『県庁おもてなし課』が第一位を獲得、〈好きな作家ランキング女性編〉でも第一位など、幅広い世代から支持を受ける。
『シアター!』『キケン』『ストーリー・セラー』『ヒア・カムズ・ザ・サン』など著書多数。
有川ひろの作品紹介
『図書館戦争』シリーズ
『フリーター、家を買う。』2009/8/1
『阪急電車』2008/1/1
『県庁おもてなし課』2011/3/29
『シアター!』2011/1/1
『キケン』2011/3/29
『ストーリー・セラー』2010/8/20
『ヒア・カムズ・ザ・サン』2011/11/22
『倒れるときは前のめり ふたたび 』2019/10/31
『イマジン?』2020/1/22
『みとりねこ』2021/8/11
『クロエとオオエ』2025/6/11

