ケイチャン
【2023年17冊目】
今回ご紹介する一冊は、
チェ・ジニョン 著
『吾輩こそ猫である』です。
もくじ
【感想】「自分に刺さらなきゃ他人に刺さるはずないでしょ!」
地球上の頂点に立つ生き物は
言うまでもなく
犬と猫でしょう!
我々人類は犬と猫が
楽しく暮らせるようにと
神様が作った
下僕なのです
犬が歩くとき
人ひっぱられて追従し
あまつされ
う〇こを拾わされます
猫が内で過ごせるように
人は外であせくせと
働かなくてはいけないですね
そんな尊い猫から見る
人間の??な生態を描く
エッセイです
とろけるような流体イラストが
心地良い脱力感を誘います
想い
悩み
高望みし
不安におびえ
プライドに引っ搔き回される
僕ら人間に
悩むなんて無駄さ
高望みしたら落っこちちゃうよ
プライドなんて捨てちゃいなよ
とニャンコさんは言う
今だけを生きる猫から見ると
過去を悔やみ
未来に不安を覚える
人間たちはさぞかし滑稽なのでしょう
何故なら過去も未来も概念で
今しかないからです
くにゃっとした絵柄が可愛らしく
鋭いひと言が刺さる
読んで楽しく
見て癒される
このニャンコエッセイで
ゆるっとした
今の瞬間を
お楽しみくださいませ
作品紹介(出版社より)
韓国の大人気エッセイスト、初の著書!
猫の視点から見た、人間の不思議な言動に共感の声多数。・「充実した一日を送るぞ」と意気込んでいたのに、一日中スマホばかり見ている
・人間ってものは自分をよく見せることに、必死なんだなぁ
・人間は、すぐに感傷に浸ろうとする
・全力で会話の空白を埋めたあと、人間は抜け殻になって戻ってくる
・どの人間にも、惨めな黒歴史があるらしい
・「やればできる」「やらないだけ」を繰り返す人間
・人間はずっと「充電中」と言って、エネルギー効率が悪すぎる。
「癒される!」「思わずうなづいて笑ってしまう」と大反響!
作品データ
タイトル:『吾輩こそ猫である』
著者:チェ・ジニョン
出版社:実業之日本社
発売日:2023/2/1
作家紹介
チェ・ジニョン
イラストレーター。
日常でのアイデアをまとめて落書きに描く。
落書きを心の筋トレだと思い、「健康にいい落書き」活動をしている。
いまいませんの作品紹介
『吾輩こそ猫である』(2023/2/1)